第078話 「まさかグランドストーリーまで再現してないだろうな?」
どうも~月影ミケ乱です~。
仕事があると時間を取るのが大変ですね、あまりネタバレしないけどね。
執筆中だとテンションがすごく落ちる事が多い。
ではつづきをどうぞ~
王都はすごい活気にあふれていた。戦後のお祭り騒ぎじゃない。
活気があったのは冒険者や商人達で、原因は増加した魔物の処理だったりする。
戦争で半月以上冒険者が留守にしていたから、街道で遭遇する魔物が頻発しているのだ。
繁殖力が強い奴が増えれば、それを餌に強い魔物が寄ってくる。
Cランク以上の強い魔物は、Dランクの冒険者だけでは討伐するのが難しい。
ギルドでは緊急対策として、強制討伐を冒険者に斡旋してる。
Bランクも例外ではない、俺が受け持ったのはブラックウルフの群れとオークの群れの討伐だ。
個体数が多すぎるので普通にCランクには頼めない、ならBランクで対多数を得意とする俺にお鉢が回ってきたのだ。
もちろんシーリアン達も参加している。取りこぼした魔物を狩ったりするためだ。
「ほい、ブラックウルフ500とオーク200。ついでにアグレッシブベアが10体いたぞ」
「いつもながらすごい量ですね、それとアグレッシブベアも出現とは」
「あいつらは基本オークとかを食べるからな、オークが200しか居なかったのはあいつらのせいだろう」
「アグレッシブベア」は、その名の通りに移動範囲が広い魔物。
他の魔物にも無差別に攻撃する、特にオークを好んで食べてるので近くで出現するほどだ。
SSOでは食べた魔物の経験値の何%が追加経験値になり、廃人はオーク達を食べさせてから経験値を稼ぐ方法をとってる。
気をつけないといけないのは経験値を貯めさせすぎない事、下手をすると上位の「ラースベア」になってしまうからだ。
「ラースベア」はやっかいな魔物で、攻撃力と防御力を飛躍的にあげて攻撃してくる。
Cランクは50人くらい、Bランクでも10人いてやっと倒せるかもってくらいに強い。
理不尽って言えるくらい強さを持っているから、SSOでは中堅殺しとも言われれていた程だ。
「あとすこしで落ち着くはずです。それとまた依頼なのでずが・・・どうもオーガが確認されたとか」
「オーガか、特徴とかわかる?」
「身の丈は3メートル、赤い皮膚に二本の角で棍棒を持っているとか」
「赤い皮膚か、エレメンタル系のレッドオーガか」
「厄介ですか?」
「オーガの中では中級だったはずだ。戦闘能力はBランクだと思うけど、下手をすればAランクいくかも」
「それは厄介ですね・・・ですが一応受けてもらえませんか?」
「わかってる、受けるけど場合によっては依頼料が増すかもしれないよ?」
「そこは大丈夫です、この件は王国の依頼になっていますから」
王国と言うよりは王家の依頼だろうな、普通の騎士でもどうにも出来ないレベルだからだ。
今回の事で貴族付きの騎士が多く亡くなって、貴族付きのやつらは訓練を怠っていたのが発覚した。
家の騎士や騎士候付きの者は日々訓練を忘れず、実戦も模擬戦も回数を増やしていた。
今回の事で騎士を鍛えると言う名目で、父様の部隊から教官役が派遣されていた。
今頃、鬼教官の新兵訓練編でもやらされている頃だ。
「王国なら大丈夫だろう、一応俺が受けたと伝えておいてくれ」
「わかりました。ではそのように伝えます」
「それでオーガが出たのは何処だ?」
「はい、ここより南に一週間程行った町です。街道に出たのを確認され、行商人にも被害が出てるほどです」
「よく王都に連絡が来たな、生き残りでもいたか?」
「いえ、巡回中の騎士が生き残りを発見したそうです。死に際にオーガの事を伝え、すぐに調査をした所確認が取れたと」
「規模まではわかっていないのだろう?」
「確認された個体数は3体だけで、赤いオーガは一体のみです」
「ならいいけど、レッドオーガか・・・これでグレンオーガだったら笑い事じゃないけどな」
ふっとSSO時代のグランドストーリーを思い出す、「紅の鬼神」と言うイベントではエレメンタル系魔物が多くなる。
赤一色なオーガが国や人を襲いだす、村や町を襲う光景は圧巻であり恐怖の対象だった。
「まさか~、グレンオーガはSクラス以上の魔物ですよ。魔界ならいざしらず、ここではレッドオーガくらいですよ」
「念には念を入れておこう、一応SランクやAランクの冒険者には打診しておいて」
「了解しました。っと依頼受理しましたのでよろしくお願いします」
ギルドから離れてから自分の馬車に乗る、グランドストーリーだとオーガの乱闘の後に出てくる赤いオーガ。
この赤いオーガは人間並みに知恵を持ち、勝てない戦闘は回避したり逃げたりしている。
その後グレンオーガにランクアップして、再び国を襲うって言う設定だ。
月一でオーガが大量にポップして町を襲う、脆弱な町ならすぐに落とされているほどだ。
プレイヤーなら経験値が美味しいと言って、町の防衛と同時にオーガを叩き潰していた。
出現がランダムだったので、大手のクラン同士が連携し防衛したほどだ。
「まさかグランドストーリーまで再現してないだろうな?」
そんな不安を抱え込みながら、依頼のある町へと向かう用意をするのだった。
つづく
SSO劇場「ルンと白竜物語」
ル「アグレッシブベアの肉は臭みが強いですね、でも濃厚で美味しいですよ」
白「ミャ~(もぐもぐ)」
ル「白竜はマスターからもらったのですか?」
白「ミャ~~ン(もぐもぐ)」
ル「クマ鍋もいいですが、燻製にしてもらうともっとすごい味になりますわ」
白「ミャ~、・・・ミャ~?」
ル「頂戴って、ダメですよ~これは私のですから」
白「ミャ~ン、ミャミャミャ!」
ル「なんですって!私の体型は今も昔も変わりません!!!・・・く~」
(自分で言って自分で傷付くルン、この後新しい肉をもらった白竜の皿にそっとバレないように肉を置いていたルンだった。チャンチャン)




