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第007話 「うん、初級」

どうもミケ乱です。


最近、俺の近くは暑くなってきました。海外だと大変です。

魔法があったら、自前のクーラーでもやりたくなるなwww

扇風機がないとじわじわと暑さが・・・・


では続きを

結果から言うと父様と戦った事で、俺のレベルが一気に7まで上がった。

さすがに化け物クラスの父様だ。イベントクリア系のクエストみたいな経験値だな。

今日は、森に行くことができなかった。あの後、姉が帰ってきたからだ。

どうやら魔法戦士試験をパスしたみたいだ。俺が父様から一本取ったことも相まって、その日は宴会になった。


メイドや執事たちは仕事をしていたが、いつのまにか一緒に宴会を楽しんでいた。

専属メイドたちもいつの間にか来ていた。始まるまでほとんど気配が無かったのに。

はっきり言って二人は超人と言ってもいい人がいる。なんでいるの?って言いたくなるほどに。

俺が隠れてもすぐ見つけるし、まるで俺の行動を知っているのではって言うほどだ。

どこのハイパーメイド隊も真っ青な強さだ。行動もどっちかって言えば忍者に近いし。


ちなみに姉のアレア・フォーレストは子供の頃は気づかなかったけど、SSOでお馴染みな存在だった。

魔法戦士になったときのあのマントで思い出した。SSOでは通称「ツンデレ姫」。

魔法戦士になる途中の町で出会う一人だ。SSOではこのイベントをクリアしないと魔法戦士になれなかった。

いつもは真面目でツンツンした人だが、魔法戦士になる事を教えるとあれやコレやとしてくれる。

名台詞は、「べっ別に君のためにやってるんじゃないわ、一人でも多くの人を助けるためだもん」である。

しかも、少し赤らめて言うものだからファンができるほどだ。このシーンを見るために魔法戦士になる人がいた。

確か、同人誌や動画までできる勢いだったな。そんな人が姉なんてちょっとびっくりである。


翌日は、さすがに前日のドンちゃん騒ぎが尾を引いてるみたいだ。両親は二日酔いでダウン。

メイドの数名もダウンしたが、俺付きのメイド二人はけろっとしている。

たしか父様たちより飲んでたのをみたんだが、しかも強い度数を誇るやつをだ。


「セフィー様、今日はどういたしますか?」


「カラさん、唐突ですね」


「カラでいいです、セフィー様。

唐突ではございません。奥様から、もし修行するなら手伝えとお達しがありました」


「そうですよ、カラと私の二人でお教えします」


「コロンさんもですか?」


メイドのカラさんとコロンさん、俺付きのメイドとして俺が生まれた時からメイドをしている。

二人とも俺より5歳上で、実力的にはかなりのものらしい。

15歳にしてレベル30越えている。俺みたいなチートじゃなく、苦行の末の努力なのだから。

スキルも半端なかった。一応職業メイドになっている。

戦うメイド、某アニメかよ。


「基本の魔力操作や、魔力回復の練習からです」


「その後に魔法の基本知識をつけますよ」


案外厳しいかもしれん、魔力操作はできるが魔力回復は難しいと思った。

こう見てると二人ともタイプが違うのだ、魔法の適正もだ。

カラ事カーラティアは、ストレートの青髪で身長はすらっとして高い。どちらかって言うとモデルに近い感じだ。

コロン事コロン・バディックは、ウェーブのかかった金髪、15とは思えないナイスバディなお姉さんだ。

カラは孤児施設出身で、コロンさんは貧乏貴族の出らしい。

今してる講義も基本は家のほかのメイドから習ったとか、この世界のメイドはそれなりに強いらしい。

王族になると専用の戦闘メイドがいる。一人は化け物クラスの人がいるとか。


「そのまま集中してください。そして、魔力が溜まったら球体にしてください」


「そういう状態ですると魔力が循環して、いい感じに魔力が使えます」


実践と理論を交互に聞く。結構、大変だけどSSO時代だと最低は4つはしないといけないからだ。

イメージを固め、発動を繰り返しやっていく。

1時間後に二人からやめていいと言われた。普通の10歳の子供だと10分もてばいい方だろう。

そういうところは俺の非常識なスキルと、ステータス補正のおかげだ。


「次は、属性魔法をやってもらいます。セフィー様は初級魔法書はお読みになっていたと記憶しています」


「うん、初級はたしか火、水、土、風、木、無属の6つだったね」


「ハイ、今からそれらの球体を作ってもらいます」


「さっきのは無属性の魔法だったのです。無属性は、基本応用が広い上簡単ですから」


無属性は基本応用が広く、魔法の基礎としては簡単に習得できる。

しかも、この無属性を極めると最上位魔法派生への鍵にもなる。

SSOのプレイヤーでも知ってるのは、上位クラスか魔法専門研究ギルドくらいだった。

ちなみに俺は始まる前から、『全魔法適正(10)(11000)』と『魔力応用技術(10)(6000)』をとっておいた。

『全魔法適正』があれば魔法のほとんどが使える。『魔力応用技術』はゲームではできなかった応用ができるようになる。

この二つのスキルはSSOでは見たことが無かった。この世界だから生まれたスキルなのだろう。

ちなみに、他のスキルも満載だった。本当にやばいのが何個もあったりする。


「ではあの的に一発づつ打ち込んでください」


「あれにか、いいよ」


話がそれたな。今、属性魔法弾を作っている。

一つ一つゆっくりと作って5つの属性をだした、今出してるのは火の属性魔法弾だ。

的とは、大きい岩の一つだ。庭の半分は訓練場になっていた。


「『ファイヤ』」


イメージとしては鉄砲の弾丸にしていた。そして、指を突き出して打ち出した。

しかしイメージが強すぎたのか、普通なら的の一部が燃えるだけだった。

ふかふかな枕を拳で叩いたような音がしたと思ったら、火の属性魔法が岩を貫いていた。

正確には貫いてないけど岩の後ろで炸裂している。動画にあったアルミ缶が撃ち抜かれたように。



「せっセフィー様、いったいどんな風にイメージしたのです?」


カラが壊れたロボットみたいに、かくかくと俺の方に振り向いた。

コロンにいたってはびっくりし過ぎて、完全に脳がフリーズ状態だ。


「なんか不安定だったから、回転させて撃っただけだよ」


「セフィー様は非常識です、普通は『ファイヤ』は不安定なのが当たり前です」


「もともとここからあそこまで飛ばす事が目的なのです、それを貫いてしまうとは・・・」


「ごめん・・・」


この後、下手な応用とかしないで地道に魔法の練習をした。二人は疲れた顔して僕を見守っていた。



つづく

SSOの魔法基本属性別初級編(レベル1)

火:ファイヤ、ファイヤボール、ファイヤアーム

水:ウォーター、ウォーターボール、ウォーターヒール

土:アース、ロックボール、アーマーロック

風:ウインド、ウインドカッター、スピードウインド

木:グロー、ウッドバインド、リーフブラスト

無属:アイテムバック、マジックボール、バーストアップ


SSO初級魔法は基本的なのが多い。本編で、その世界独自やオリジナルが多く出ます。

無属性は誰でも手にできる魔法です。魔法職以外でも。


では次回に

(一部修正しました3/31)

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