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第005話 「とある人々の非常識な出来事」

今回は、サブな人たちの日常ですw

以外にこういう人たちの日常を見るのもいいものです。


一部修正(3/26)

とある神官の憂鬱:


今日は、10歳になる子供達のステータスカードの日。この日は、子供達が眩しいほどに輝かしい。

昔、私もこんな感じだったのを思い出して苦笑している。多分、親も同じ感じなのだろう。

たまに能力が高い者や、レアなスキルを持った子供がいる。


今年は、両方とも豊作だった。この子たちが町や国を守っていくのだろう。

そして、最後の一人は騎士候様の子供。普通は貴族や騎士が先にするが彼は他の子を優先させた。

他の子供達が緊張してるのを優しくほぐしたり、身分が低い子でも優しく励ます。

その微笑はまるで天使のように優雅で、まるで聖者が舞い降りたみたいだった。


その子がステータスカードに手をやると、目の前の水晶が強く光輝く。

一瞬だったがかなり強い光だ、今まで聖女や王になる人しかこの輝きは無かった。

次に見たのは彼のステータスだ、そして私は驚愕で動けなくなっていた。


名前:セフィーランス・フォーレスト(10)

性別:男

種族:ハーフエルフ

レベル:2

所持スキル: 歩複前進(4)、忍び足(4)、影隠れ(4)、隠密(4)、ダッシュ(3)、ジャンプ(2)、ステップ(2)、

総合体術(3),操気術(2),身体強化(2),語源文字理解(4)、模範習得(4)、先見の瞳(4)、技盗み(4)、

称号:『神々の加護』、『神々の使命』


な、なんですかこの強さは。

子供の得るスキルとは違う気がします。身体強化までもってるのはすごいとしかいえません。

しかもこの加護、神々が彼を祝福しているのですか?

しかも使命まで、これでは彼が聖者なのだって言ってるようなものです。


終わった後、私は悩みました。聖者の誕生はある意味教会関係者の願いだからです。

しかし人族ではなく、あのハーフエルフの子供が聖者なのが問題なのです。

昔の時代だったらもっとも忌み嫌われてるのがハーフや亜人たちだ、しかも教会が中心に。

教会の8割は人族で、その実亜人を忌み嫌って虐待していた。

しかし、神はそれを許さず。亜人を蔑んだ人族のスキルを消してしまった。

加護を持つ者が軒並みスキルや加護を無くしていった。巫女は重く感じ神に聞き出した。

亜人を虐待するなら加護やスキルはなくなる、巫女は教会の幹部にそのことを伝えた。

虐待したものを粛清した。程なくして巫女と神の選抜された大神官以外は神殿にいけなくなった。

特例として神官の任命だけは神殿でできるようになり、今の教会では虐待はなくなった。


問題は大神官でも巫女でもない聖者ができた事、上層部はどう捉えるかわからない。

私は、セフィーランス君に幸あれと願うばかりだ。下手したら国が動くからな。


この時、彼は知らない。神官のステータスにあるものが付いたのを。


『神々の勧奨』<『神々の加護』を持つ者を心より幸せを願ったものに付く、幸運値上昇、神聖魔法上昇>


ー=-=-=-=-=-=-=-


とある受付嬢の驚愕:


どうも皆様、私は新規登録受付の受付嬢です。

コレでもベテランに入る受付嬢なのです。年?永遠の15歳です。

今日は、新規な子はあまりいません。もともと登録は少ないことが多いのです。

今日は、朝に3人くらいの田舎から来た少年たちと、オジさんが一人くらいです。

顔はそこそこの少年たちはまだいいですけど、オジさんが私を口説こうとするのは困りました。

ギルドの受付になってからっていうもの、いい男は一人もいなかったわ。

実力がある人ってどうしてかパーティに女性がいたり、かわいいと思った子も彼女持ち。

あとは、絶対に盗賊にしか見えない人ばっかり。しかも、そういうのに限って口説きにくるんだもの。

本当にストレスたまりそうだわ。心の中でため息がでちゃう。


そんなことを思っていたら、目の前に可愛い男の子がきた。髪は白銀って言っていいほど輝いて。

人とは思えないほど愛らしく整った顔、くりくりとした煌びやかな薄紫な瞳。

服も簡素ながら上品な感じで、まだ子供っていう丸みを帯びている。

そんな美少年が私を見上げてるの、これが仕事中じゃなかったら鼻から情熱が溢れてるわ。


「すみません、登録可能ですか?」


「はい、可能ですよ」


「それじゃ、お願いします」


この小鳥の囀りよりも澄んだ声、私の心をドキドキにしちゃうわ。

この時ばかりは神様に感謝してしまうわ、私にこんな可愛い男の子を連れてきてくれて。

受付も滞りなく、登録もスムーズだったわ。

この子文字を書くのが早いわ、一回聞いたことは絶対に忘れない感じよね。

この子天才なのかも、それとも物凄い才能があるのかもね。

最後によろしくお願いしますって、普通の子供や冒険者は言わないわ。

私もびっくりしたわ、でも言ってもらえるとなんかうれしいわ。


セフィー君が振り向いた時、いつも私を口説こうっと思ってる奴らが来た。

いつもいつも五月蝿いし、腐臭の匂いがして臭いし。

しかもこれでDクラスの冒険者なのよね、でも最近トラブルが多い。

ギルドマスターが今度降格させると言っていたわ。私のことも含めかなりの被害を受けていたみたい。

任務失敗、依頼人とトラブル、町の市民とトラブル、普通それだけやればかなり罰が待っている。

下手をすれば除免の上で拘束される。それほどトラブルが多いパーティーなのだから。


(あぶない!?)


思わず声が出そうになったけど、セフィー君は吹っ飛ばされなかった。

それどころかそいつのリーダーの手が、壊れた玩具みたいに揺れている。

傷みが無かったのだろう、自分の手を見て驚愕している。

だが、セフィー君が手を戻してしまう。でもまた悲鳴が聞こえる。

手首が戻ったけど傷みが半端ではなかったのか、リーダーの男は気絶してしまった。

取り巻きの一人が、セフィー君に殴りかかっていく。

でも、セフィー君は冷静だった。それどころか反撃していた。


「絶招、子孫潰し」


見えたのは蹴りが一回、でも男は何回も浮き上がってから倒れて悶絶している。

周りにいる男たちは、自分の股を隠しつつ痛そうな顔をしていた。

っていうか容赦ないかな、セフィー君は軽く脅しておいて帰っていった。

コレは有望な子がきたわ、大事に育てないと。


その後リーダー男とその取り巻きパーティーは、ギルドマスターからランクダウンと罰金を命じられました。

今回のことで罰金が付いてしまったみたいだ。しかもかなりの額が。

自業自得ってことよね。


つづく

ちょっと忙しかったので更新がおくれましたw

本業の片手間に考えると変な方向へいきそうですよw


ふとおもったのですが、皆さんはどんな武器が好きですか?

俺は基本刀が大好きで、次に槍がきますね。

以外に薙刀もいいかもしれないって思っています。


では次回までw

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― 新着の感想 ―
[良い点] 明るい感じが良いですね。 [気になる点] 歩複前進とはどういうものですか? 匍匐前進とは違うのですか?何か意味があるのだったら良いのですが・・・
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