第047話 「倒したけど増えた!」
どうもミケ乱です
海外って色々と手続きが必要な場所が多いです、あと外人がいるんだから英語の文くらいは作れって言いたくなる。
国際化っていいつつ表面的にしかしてない国って・・・いつか滅びるだろう。
ではつづきをどうぞ~
翌日もあまり状態が回復してなかった、恐怖で完全に使えない状態だ。
あのワームの液体に恐怖を助長する毒素があったのだろう、普段の彼女たちはありえない感じだった。
異常回復ポーションで今は落ち着いている、でも地下迷宮に行く事は出来ない。
だから今回は俺とルンの二人だけで行く事になった。カラさん達は一応キャンプの警護に回ってもらった。
「それにしても、あのワームが毒を持ってたのはビックリしたよ」
「それだけ成長しているのでは?」
異常毒をもつワームは基本「ポイズンワーム」か「スタンワーム」だけだ、だがここの地下のワームはどちらの特徴がない。
ちなみに「ポイズンワーム」は紫色、「スタンワーム」は黄色の外見を持つ。
この地下のワームは白い色なのだ、しかも魔物レベルで言えばEクラスで子供に倒せる魔物だ。
動きもトロく倒しやすいのもあるからだ、初級の冒険者なら絶対に来る場所だ。
「さすがに数百年放置すれば、あの様な変異種も生まれる可能性があります」
「この分だと、黄金ゴリゴはヤバイくらい強くなってるかもな・・・」
「たぶん可能性はあります、ヘタすると今の主では手に余るかもしれません」
「何とかするよ」
最短距離で地下三階まで下りた、昨日の場所はクレータ以外は綺麗になっていた。
モップでもかけたのか?って感じなほど、液体や残骸がなかったからだ。
他の虫が食べたのだろう、一応警戒しつつ探索を続ける。
何体かのワームを氷属性の魔法剣で倒した、場所もそんな広くないから時間も掛からなかった。
地下四階に下りるとそこは古い遺跡になっていた、上の階より古くそこらに古代文字が刻まれていた。
この古代文字自体は何の意味もない、古代人のメッセージボードみたいなものだ。
SSOでこの古代文字は何か?なんて書いてあるか?ってのが流行って解析した人たちがいた。
解析した瞬間解析していた人たちが落ち込んだ、書いてる内容が掲示板の言葉だったと言う。
しかも過去に書いた文だったのをみたという、ある意味SSOスタッフの悪戯だったらしい。
救いがあるとしたら最下層の石版だけは違う事が書かれていた、過去の遺跡の誕生の秘話だと言う。
宝を守るために宝自体を魔物化して守ろうとしたのだと、そのための神殿と迷宮だと言う。
「当時の金庫みたいな場所だったらしいからな、この遺跡は」
「マスターはご存知で?」
「プレイヤーの時に調べた奴らから聞いた話さ」
「凄い人がいたものですね」
「そうだな、っと敵か・・・!?」
ワームの件で巨大化してると確信していたが、まさかの1.5メートルの「ブラックビートル」とは・・・。
本来なら50センチの大きさだけでも見るだけで恐怖だけど、1.5メートルとなれば完全な化け物だ。
数は5匹ほど、その黒光りした甲殻は嫌悪感を感じさせてくれる。
俺を捉えたのだろう、すぐに襲ってきたのだから。
「うわ~鳥肌が出る!」
「その意見には賛成だ!」
ルンは俺の頭の上で髪で顔を隠しいるらしい、すぐに俺は炎属性の魔法剣で応戦する。
「ブラックビートル」は基本的に火属性に弱い、素材の甲殻は素材として「黒鉄」になるからだ。
鉄より硬く重さも鉄より軽いため鎧に使える素材でもある、最近は「黒鉄」自体があまり流通していない。
この地下迷宮以外では鉱山で銀より採取量が少ないからだ、鋼より高額で売買されるからだ。
「燃えろ!」
最初の二匹の首を切り裂く、甲殻が硬いため繋ぎ目のところで切らないと鋼のショートソードがボロボロになる。
斬られた二匹はその場で燃え出す、「ブラックビートル」のすばやい動きが出来るのは体内に可燃性油みたいなのがある。
火の近くだと直ぐに燃えあがりかなり高温になる、採取しようにも直ぐ気化するので取れない。
しかもこの燃やす行為がないと良質な「黒鉄」が手に入らない、火で普通の炎で良質の「黒鉄」が入る。
「倒したけど増えた!」
「なんか寄ってきてますよ」
チェーンされているのだろう、一匹倒すと釣られて襲ってくる奴らは面倒で仕方ない。
再び10匹ほど増えたのでさくさくと切り裂く、素早いって言ってもウルフと代わらない。
大きくなった分、的も大きくなっている。刺したり斬ったりすれば直ぐに燃える。
炎の中に蹴り入れれば一緒に燃えてくれる、ゲームじゃ出来ないやり方で倒せるのはありがたい。
二匹を斬り引火させて、その炎に横から来た奴を蹴りいれさらに炎上。何匹か入れたら風魔法で炎の勢いをあげた。
煙とか少ないけど空気が薄くならないように風で空気調整、燃え終わったのを見てから「黒鉄」をインベントリに入れていく。
「一応終わったみたいだな?」
「私の探査範囲内にも今は居ないです」
SSO時代大抵の探索はルンが受け持っていた、マップアシストとかもしてくれるので探索にはうれしい相棒だ。
戦闘に手は出さないのはSSO時代と同じだ、妖精族の戦闘能力はかなり低いことになっている。
ただ「ホーム」では権限の制御が可能で、争いがあっても自動不滅防御が働き攻撃を撥ね帰す。
攻撃は出来ないが最強の防御で守られている、ルン自体が俺の近くまでこれたのはマップアシストのおかげでもある。
「って50匹もいたのかよ、気づかなかった」
「汚物処理みたいだったよね~」
火力の勢いと数を見るかぎりかなりのものだった、しかも「高品質の黒鉄」が45個も入っていた。
あと5つは「良質な黒鉄」となっていた、普通の黒鉄の鎧でも金貨150はするのに下手すると1000越えの物になる。
「できるだけ狩っていこう、未来のために」
「あ~あの大きいやつにまたあうの~」
「その後は金色のやつを狩るから大丈夫だよ!」
「もっと安心できない!!」
ルンの悲鳴が遺跡内を響いていく、とにかく狩って狩って狩りまくる!
地下四階の「ブラックビートル」はその日のうちに絶滅寸前まで狩られた、悲鳴と共に。
つづく
SSO知識:金属
SSOにはさまざまな鉄がある、現実世界以外のファンタジーな鉄まで出てくる。
銅と青銅と鉄と鋼は普通にある、だが他にも色々と存在する。
魔鉄:魔物の外骨格や骨によくある、鉄より強く魔力浸透が微量だがやや重い。
黒鉄:甲殻類より取れる鉄、軽く鋼より硬い。高熱には弱い。
魔銀:劣化ミスリルと呼ばれるもの、柔軟性と魔力浸透そこそこ高い。
魔金:金より高い値段、雷属性の威力を倍増。
白銀:ミスリルの事、魔力浸透がよく強度もある。
白金:プラチナの事、浸透率も価値もかなり高いミスリルより強度が強い。
神鉄:オリハルコン、みんなが知ってる金属だねw
黒神鉄:アダマンタイト、最硬度をもつ金属魔法浸透率はミスリルより劣る。
真神鉄:オリハルコンをさらに高純度にした物、強度浸透率は世界最高金属。
まだまだ他にもあるけど今回はここまで。
では次回もよろしく。




