第041話 「とある人々の非常識な出来事2」
どうも~ミケ乱です
なんとついにPVが3,036,547アクセスになってしまっていた、凄い人数の人がみてくれてると思うとうれしい限りです。
あとお気に入りが7100突破しました、じっくりといくとあと何日で万になるだろう。
では続きをどうぞ
ーとある神官長の非日常的話ー
その日の夜まで騒がしくなっていた神殿関係の上層部の人たち、ここ300年ほど突破できなかった「魔法戦士の試練」を突破した者が現れた。
一流の戦士か魔法使いが突破したならまだこの騒ぎは静かだっただろう、しかし突破したのが10歳の子供という事実をしれば上だけじゃなく下の神官まで噂が流れている。
始めは「巫女」の気まぐれだろうと依頼した少年の事は上層部は知っていた、しかも姫様が連れてきたのだからある程度の注目はしていた。
ギルドでは目立った事といえば「ウルフ調査&討伐」と言った依頼で1000匹以上を倒し、さらに上位種の「ホワイトフェンリル」も倒した報告すら上がっていた。
その親も新貴族と思いきや名家の出のうえ分家扱いになっているほどだ、しかも彼の有名な「閃熱のアーティク」と呼ばれた冒険者だった。
その娘も優秀な魔法戦士の一人で今は騎士団と連携を取って戦っているほどの優秀な逸材だ、しかしその優秀な子でも12になるまで試練を何度も受けていたくらいだ。
しかしその子供は一回の挑戦で見事クリアーした、神に愛さされた子だという意見も神官の間で飛び交うほどだ。
「神官長様、それでどういたしますか?」
「どうするって、君はどうしたほうがいいと思うかね?」
「私としては彼を神官戦士にするのがいいと思いますが」
若い神官が取り込みを進言してくる、だが神官長の老人は首を振ってそれを否定した。
「それはできないことだよ、彼の称号をみたかね?」
「いえ、私はまだ拝見していません」
神官長が一枚の羊紙を若い神官に渡す、若い神官は遠慮がちにそれを受け取り中を確かめると一瞬にして硬直した。
その光景をみていた神官長も頷いていた、実際みれば誰もが思考停止を余儀なくされるほどの称号を持っているからだ。
少年の邪魔をすれば下手をすれば神からの神罰、最悪スキルの行使不能になる恐れがあるからだ。
普通なら1神からの試練は10年に一度あるか無いかって程に少ない試練でもある、しかしその試練を邪魔をするものには神は容赦しないのも有名だった。
一度貴族の一人が試練を受けている時に対攻派閥の貴族が邪魔をした時は、その邪魔をした貴族はお家破滅になりその貴族に手助けした派閥の貴族はスキルが使えなくなったとか。
神一柱だけでもかなりの被害が出た、もし彼のような「神々の加護」を持つ者を阻害するよな事した時の被害は下手をすれば国一つ無くなることになりかねないからだ。
「こちらからは普通に接触はする、「巫女」と面識があるのが救いだ」
「神官長様は「巫女」様を差し出すのですか?」
「差し出すのではない、良き友として認識してもらえればよい方だ。アーシェ様だって「良き友と戦友は助け合え」といわれておる」
「なるほど、ですが我々だけではなく他の上位神官たちは黙っていないのでは?」
「そこはワシらが踏ん張るしかない、下手して神官全員が使えなくなるのはワシも困るからな」
この日を境にアーシェ様を祭る神官たちの悪事を粛清していったとか、それからまもなく悪徳神官たちから賄賂を貰っていた貴族も国によりお取り潰しになったと言う。
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ーとあるギルドマスターの非日常話ー
「「ウルフ」や「ホワイトフェンリル」の次は試練開放か、あの「閃熱のアーティク」の子供は末恐ろしいものだよ」
普通の冒険者なら続けて大仕事はやらないものだ、それだけ精神的体力的にきつい仕事だからだ。
Sクラスに行った奴らだって仕事する回数だけでいえば年に2~3回くらいだし、緊急事態も年に1回あるかないかだ。
今年は異常に魔物が多く出てくることが多い、数だけではなく質でも色々と大変だったりする。
今まで棲息地が違う魔物も確認されていたり、異常に繁殖率が進行していたりと変な事件ばかりだ。
「「ホワイトフェンリル」ももしかすると操獣されていたと考えれば、だがどんな奴らが回りくどい事をしているのやら?」
ギルドの情報収集は国の生命線とも言われるくらい凄い、義賊ギルドと言われる裏家業の奴らも使うほどだ。
義賊ギルドは基本冒険者と変わりないがその技量でいろんな事をする、索敵や罠の解除とか普通の冒険者じゃ出来ないこともこなせる人材でもある。
国も使っているほど義賊ギルドはいろんな場所で貢献している。だが、今回みたいに誰かに操られた魔物の存在はさすがに分からなかったようだ。
「帝国の方もきな臭い感じが多いし、聖国のほうもいろいろと問題が出てきているのもあるし面倒な」
報告で色々と出てきた問題も多くて、どこかって絞れないでいるくらいだ。全部が怪しいと思えば怪しく思えてしまうほどだ。
国同士のことは国に任せればいいけど、今回のことが他でもおきているなら冒険者の調整もしないといけない。
「今回は試験とあのボウヤの事が分かっただけでもいいわね」
書類と格闘しつつ今後あのボウヤが何をするか楽しみにしている、ギルドマスターは今日も色々と忙しい日々をおくっている。
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ーとある鍛冶屋の日常話ー
鉄と鉄がぶつかる音が工房内に響きわたる、叩くたびに紅く光が飛び散り形を形成されていく。
振るうミスリルの槌も淡く澄んだ光を放っている、叩くたびにその光が叩いた鉄へと送り込まれていく。
「・・・・・」
無口なドワーフはその一振り一振りに信念をのせて叩きつける、叩くたびに不純物が飛び散り純粋な剣になっていく。
剣がその澄み切った刀身を現すたびに充実し満足感に満たされる、だが傷付き戻ってくればまた綺麗に直す。
武器は使う人に応じてその力を発揮する、だが力が及ばない奴に力以上のモノを渡しても身の破滅に繋がる。
「最近あまり来なかったからな・・・・・」
出会った頃は人間にしては真っ直ぐな子供だと思った、次にあったときは一端の冒険者だった。
そして騎士になり貴族になった、貴族になった時出会った時は立派な格好をしていたが目は変わっていなかった。
真っ直ぐでそれでいて子供みたいな奴だった、今度子供が出来るっと言って一端の父親面にも見えた。
そして今回も来た時は親馬鹿になっていた、息子は凄い息子は賢いと娘が出来た以上に喜んでいた。
武器に少し曲がっていたのを見つけた時は問いただしたものだ、しかし答えが簡単にわかったからだ。
息子の攻撃に耐えられなかっただけだ、あいつは真っ直ぐな瞳で答えてくれた。
嘘ではなかったというのは後日知ったことだ、その息子が来たからだ。
「だが親に聞いて来たとは思えなかった・・・」
入って直ぐに見回すと必要な剣から最高のを見つけ出し、そして素振りも見せたからだ。
しかも剣の型があいつそっくりだったから分かったんだが、手の形も似ていたのだ。
そうあいつが子供の頃の手とそっくりなのだと、しかも見つめる目も真っ直ぐで信じてる目なのも。
「しかしあの剣はよかった・・・・」
打つたびに心が躍るほど素直に形になっていく、自ら使ってくれる主を守るためそして願いをかなえるために。
武器に愛された者だけが宿ると言う剣の意思、それは精霊と言えるほど強く清い想いだけが宿っている。
そんな武器はめったに見ないからだ、殆どの冒険者は武器を消耗品と同じと考えてる。
だが長年使っているナイフや剣は自分の手足のようになる、それは自分の命を守る要因になると信じてるからだ。
意思を持った剣はさらに主を守るために全力で戦う、それがどんな苦戦した戦いであってもだ。
その剣が折れても芯に使うだけで成長する剣でもある、伝説になった剣の殆どは意思のある剣なのだから。
「あんな剣を扱うために腕をあげておくか・・・・」
再び振り上げられた槌は熱を持った鉄を叩く、その音は規則正しくそれでいて心地よい音楽にも聞こえていたとか。
つづく
SSO知識;伝説の武器シリーズ
過去の英雄や神から貰った聖剣や魔剣の殆どは意思ある武器となっている、コレは使う人や人選のために作られた機能だと言う。
聖剣は意思ある剣を神にささげ鍛えなおしたのが多い、魔剣は強力な魔物の魔石をつかって成長させた意思ある剣だ。
魔剣は使いが難しく下手をすると呪剣になって持ち主を不幸を呼び込む、だがちゃんとできれば強力な武器になる。
ゲームでは作り方は知られているが、異世界では失伝してるのが多々ある。
では次回もよろしくね~♪




