第016話 「いや、ガッツリ食べたい」
どうも~ミケ乱です。
ちょうどコレがを書いている時点で5,132件のお気に入りになてしまいました。
ほんとうに皆様ありがとうございます、次は1万でもwwww
ではつづきを
洞窟を出るころには外もだいぶ収拾が終わっていた、もれたオーク達はあとはギルド依頼での討伐程度で問題ない。
俺たちが洞窟から出てきたのを見た騎士の一人が近づいてきた、父様のところの騎士の一人ヒッター十士長さんだ。
「ヒッターさん?」
「セフィー様、ご無事だったんですね」
「一応僕は冒険者で参加ですから、様はいらないですよ」
「いいえ、騎士侯のご子息ですから一応けじめです」
「硬いな~、でそっちの状況はどうなりました?」
「現在は小規模ですが逃げ出したオークと交戦はつづいてます、ですがナイトオークがこっちに来た時は大変でした。
DランクとCランクが被害を受けてAランクで討伐しました、ですがこっちにもナイトオークがいるとは・・・」
「うん、僕も二匹いたのはびっくりしたよ。一匹は僕が倒したけどもっとびっくりなのは「クィーン」がいたことだよ」
「へ?今ナイトオークを倒したと聞きましたけど・・・」
「うん、魔法剣ですっぱりと首切ったよ」
「・・・・それと「クィーン」とは?」
「僕も文献でしか知らなかったけどかなり珍しい稀少種らしいよ、文献によれば魔王も生む存在だとか」
「それはかなり凶悪ではないのですか?ナイト級?それともロード級?」
「「クィーン」自体戦力はない、だからナイトに守らせていたんだよ」
「なるほど、それで「クィーン」はどうしましたか?」
「ちゃんと首と心臓をつぶしてきた、周りにいたオークの子もな」
「そうですか、ですが一応確認をしておきます。それからそこにいる人たちは?」
「あ~捕らわれていたやつらだ、男もいるから「クィーン」や雌の玩具にされたのだろう」
オークにも雌はいるがめったにみない、ビショップかウィザードになるのが多いからだ。
今回の多くのビショップやウィザードも雌が殆どだった。逃げたのもいるかもだけどな。
希少種な「クィーン」は繁殖だけに特化している、だから戦闘能力が低い。
「でも早く済んでよかったよ、あと2ヶ月遅かったら絶対にロードが生まれていただろうね」
「たしかに・・・」
俺は騎士の人たちに救助した人たちを渡してから、俺と3人は本隊のいる場所へと向かうのだった。
この後オークを狩り終えた人たちが集まって町へと戻った、戻ったときはもう夕方になっていた。
町は夜までにぎわっていた、オーク討伐に冒険者たちはエールを片手に戦いを称え。
住人はそんな冒険者や騎士を大いに感謝した。俺はっていうと部屋で寝ている。
さすがに地上ダイブに連続しての戦闘、緊張によりプレッシャーも感じていたのだろう。
家でもすごい勢いでお祝いしてくれたが、さすがに俺もダウンして寝てしまった。
お子様体だからなのだろう、それに夜更かしもしたからすごくダウンしたのだった。
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翌日の昼までゆっくりと寝ていたが起きた、なぜかっていうと両脇に姉と母様が抱きついて暑かったからだ。
夜に誰か来たと思ったが眠くてさすがに起きれなかった、起きたときにはこの状態だった。
できるだけ起こさないようにベッドから降りて着替える、そして食堂に向かった。
「おや、若様おはようございます」
「おはよう、って言っても昼すぎてるけどね。何か食べ物ある?」
「ありますよ、軽くですか?」
「いや、ガッツリ食べたい」
「了解しました」
料理長のザサンさんは気風のいいおばちゃんだ、腕もなかなかのもので『料理』がレベル9という化け物クラスだ。
超一流の料理は王都のお城付き料理人に匹敵するとか、王都でも働いてたけどこっちに来たらしい。
本人いわく「堅苦しく作るよりのびのびと作る方が私には性に合ってる」だそうだ、たまに新作を試食させてくれる。
俺も料理は趣味程度に好きだから、たまに新作を一緒に考えている。
作った地球料理の完成度は半端なく正確だったりと、色々と作っては家族と食べてる。
味噌や醤油がないのでさすがに日本料理は作れない。今はヨーロッパ系かお菓子系しか作れていない。
「若様、昼は野菜のポトフとソーセージのスライスです」
「ありがとうザサンさん」
野菜のポトフは野菜を大目にしたためか野菜の旨味が全部スープに入り美味さを倍増している。
ソーセージもかりっと焼いたあとスライスだから、皮ががパリパリで食感も味も美味しい。
いつも自家製のパンをたべる、昔は硬いパンばっかりだったが今は果物を利用した酵母を使っている。
ザサンさんもこの酵母の奴を気に入って、今は自分で色々と研究してるところだ。
「美味しいよ、ザサンさん」
「ありがたき幸せです」
「ごちそうさま」
俺はザサンさんにお礼を言ってから、食堂を出て部屋に向かう。
今だ寝てる母様と姉をそのままにして、武器と防具をとり部屋を出る。
そのまま途中であったカラさんにギルドへに行くって伝えて、屋敷をあとにした。
ギルドへと歩いてると何人か道端で倒れてる、いたるところにお酒臭い匂いをさせて。
どうやら宴会で倒れた冒険者たちがいるらしい、遅くまで飲めや歌えやって感じだったのだろう。
しばらくしてギルドへと着いて見れば入り口の両脇にも何人かいた、もちろん酒の匂いをさせてぐったりと。
入ってもまだ臭う酒の匂い、まだ飲んでる人がいるが迎え酒だろう。
「ひどい状態ですね」
「セフィー君、こんにちわ」
「ギルドマスターに会いたいのですが、大丈夫ですか?」
「たぶん大丈夫だと思うわ、連絡するわね」
いつもの俺の担当してくれる受付嬢のお姉さんはすぐさま階段を上がっていく、俺は暇なのでお菓子をだしていた。
こっちのお菓子はクッキーかパイみたいなのしかなかった、クッキーもハードタイプで甘みも薄かった。
どっちかって言うと乾パンみたいな味だ、アレはあれで美味しいんだけど。
今回はクッキーだけど砂糖の変わりに蜂蜜を使っている、焼く前に蜂蜜を塗っておくと表面がぱりぱりになる。
袋詰めになっているそれをカウンターに何個かだしておく、コレは他の女子ギルド委員の人たちにもおすそ分けだ。
出し終えて直ぐ後に受付嬢が戻ってきた。どうやらいるみたいだけど何処か不安な顔になってる。
「マスターがあってくれるって、でもあんまりいいとはいえないかもよ」
「誰かいるんですね?」
「ええ、あまりいい人って言えないかも」
どうやらなんかトラブルなのだろう、だがこの出会いは後からさらに大変になるとことをまだ俺は気づいていなかった。
つづく
今回はあまりいいシーンとかはありませんでしたね、
戦闘のあとだからみんながだらけてるって言うか二日酔いでみんな倒れてる。
宴会はどこでもやるだろうな・・・・一部を除いてwww
では次回を楽しみに!!




