第010話 「コレが毎日だと疲れるよ」
半分眠いミケ乱です。
最近、寝不足って言うより朝がねむいです。
そういえば昨日の時点で6万ごえしていた。さすがにびっくりだよ。
もしかしてプロの人は凄い数字だったりするのかな?
では、続きをどうぞ
オークを倒して1週間、父様とギルドマスターはしきりに会議をしている。
どうやらオークの集落が肥大化したのは確実で、確認できたのはソルジャーとマジシャンがいたらしい。
数からして500匹、近くの村がなかったのが幸いか狙われるとしたらこの町だけだ。
コレが2000だったら確実にロードが出てくるらしい。今は、ナイトだと思われている。
そしてこの一週間俺はっていうと、目の前にアレア姉がいる。
っていうか抱きしめられて抜け出せないでいる。一応姉は冒険者として活動していた。
久しぶりの休みで俺も日々の訓練が終わった頃、姉が俺を誘ってお茶会を開いている。
ダージリンみたいな紅茶と、お茶請けは俺の作っておいたシフォンケーキだった。
リンゴを擂って作ったペーストを使って、砂糖の代わりに蜂蜜をつかった。
普通のシフォンよりしっとりしているが、深い甘みが紅茶と良く合う。
家族で食べるお茶請けの半分は俺が作ることになった。ちなみに、アップルシフォンはアレア姉のお気に入りだ。
「アレア姉、離してくれません?」
「やだ」
「紅茶やケーキが食べれません」
「私が食べさせてあげる」
「自分で食べれます、とにかく離してください」
「今は、セフィーからパワーをもらっているの」
ため息ぎみにアレア姉をみる、某アニメのお姉さんみたいではないか。
SSO時代だときりりっとしてツンとしたお姉さんだったのに、ギャップの違いかな。
それとも家族には甘いタイプだったのかもな、両親がかなり甘いからかもしれないけど。
「ところで、今回の件は知っていますか?」
「オークの件?一応私も出るよ」
「そうなのですか?」
「正確には、私たちのパーティーが出るのだけどね。『暁の薔薇騎士団』っていうの」
「たしか、噂程度には聞いていました。Bクラスのリーダーだったとか」
「そうよ、規模は小さいけど実力は折り紙付きよ」
ギルドでは。パーティーの人数制限はしていない。SSOでもそうだった。
ただ多すぎると、50人からクランとなる。
さらに多いところは、ギルドって名前になったりする。冒険者ギルドとは別に個人で請け負うこともある。
「私たちだけじゃないから、他のクランとかにも要請が行ってるわ」
「僕もいくからな、遊撃隊だとか言ってたし」
「え?セフィーも行くの?」
「うん、ギルマスからのお達しだし父様も了承してるよ」
「あとで、お父様に問い詰めないと」
「ここ最近、母様が父様を部屋に連れていってたよ」
「そう?ならいいわ」
一瞬、鬼が見えた気がしたが気のせいだろう。キノセイキノセイ・・・。
この後も俺のことを抱きしめ、すりすり、くんくんとすこし変態入ってきた。
押して離れると泣きそうな顔になる。紅茶くらいゆっくりと飲ませてくれ。
「セフィー君~今度は私~」
今度は母様だった。豊満すぎるその胸に抱きしめられると苦しいです。
俺は充電器かよって言いたくなる。二人とも抱きしめるのはいいけどやりすぎはやめて欲しい。
子供だからいいけど、大人だとSAN値が削られるだろうな。
=-=-=-=-=-=-=
玩具みたいにされて、やっと開放されてから部屋のベッドで倒れている。
体力より精神疲れの方が激しい。アレだけ玩具みたいにされれば誰でも疲れる。
女性3人そろえば姦しいって言うけど、二人でも十分姦しいのだ。
しかも、メイドも便乗するものだから。決まってカラとコロンだったりする。
家族はいいけどメイドまでとなると、俺もさすがに大変になる。
「コレが毎日だと疲れるよ。さてと・・・・」
最近、魔法の練習をして思ったけど。魔法も失伝してるのが多くあった。
初級中級で3割弱、上級は5割ほど失伝している。
魔法書に記されてはいるのだが、大抵「魔法名」が記載されていない。
超級や神級はそれこそ伝説に出る程度、魔法書も概要はあるが明確ではない。
SSOの魔法は他にもあるけど、超級は魔導書『グリムノワール』で取得するしかない。
しかも、その魔導書はダンジョン塔に行かないと閲覧できない。神級にいたってはさらにハードだ。
神々の神殿一つ一つの「奇跡の儀」と言うダンジョンを受け、最後に「神々の碑石」のダンジョンをクリアしないといけない。
「SSOのアバターの方なら行ったんだけどな。でも、この体だとあと何年かしないといけないし」
ポイントでも取れるけど基本は神々の神殿に行くからと、取ることをしないでいる。
それに、「奇跡の儀」でしか手にできない物もある。それが欲しいとおもっているからだ。
そういえばSSOのホームはどうしたのだろう?神様が気を利かせてあったらいいんだけど。
3日後に控えた討伐に向けて、俺はポイントを使ってできるだけのことをした。
つづく
やっと二桁か・・・100話以上ってすごいな~っと思う
今回は、日常を考えました。アレア姉さんの普段も考えようかなwww
ちなみに父はお仕事中w 一応騎士候だからなw
では次回まで
(4/6に修正)




