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出会い

「もう逃げられねェゾ」


「ちょこまか逃げ回りやかって」


十数人の不良達が少年に言った。


その言葉を聞いて少年は不気味にニヤリと笑う。


「お前、何が可笑しいんだよ!?」


十数人対一人、誰が見ても少年の不利。


だが少年はただただニヤニヤと笑っていた。


少年は不良達に言葉を返す。


「何が可笑しいかって?そんなこと決まっているじゃないか。」


「お前らでは俺には勝てない。」


少年はそう言うと、右腕につけている、腕輪のような物に左手をそっと触った。


それに触れた瞬間、少年の右手から右腕にかけて黒いガントレットが装着された。


「『魔装具』起動。」


少年の言葉に反応するように少年の黒いガントレットの繋ぎ目から赤い光が漏れだす。



「お、おい。あれってまさか……」


「間違いねェ、あいつ『魔装者』だ!!」


その言葉を聞いて、ニッと笑った少年は不良達に右手を向ける。


そして小指意外を握りしめた。



「ヤ、ヤバイぞ『魔装者』が相手じゃ俺達じゃ敵わねェ」


少年が『魔装者』とわかると不良達は逃げる準備をしだす。


「もう、遅い。」


少年はそう言い。スゥゥと息を吸い初める。


そして。


「ハァァァァァァァァ!!」


少年が息を吐いたのと同時に、少年の小指から黒板を引っ掻いたような、工事現場のような音。

まともに聞いていられない、凄く耳障りな音が鳴り響く。


「「「ギャァァァ!!」」」


不良達は耳をおさえ、一目散に逃げ出した。



「ハァ…ハァ…」


少年は不良達が逃げたのを確認すると右手をおろし、少年の右手に装着していたガントレットは消えた。


「ハァ…、疲れた…。」


少年は家路に着くために歩き出した。


瞬間。



ドガシャン



少年の目の前に何かが落ちてきた。


「うぉっ!!」


驚きながらもそれを観察する、よく見るとそれは白い鎧のようだった。


恐る恐るその鎧に触れようとする。


触れた瞬間、鎧がパッと消え女の子がいた。


「えっ、お……女の子?」


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