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矢久勝基、日記  作者: 矢久 勝基


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12月23日 童話祭

 『小説家になろう』には『冬の童話祭』という、冬のイベントが存在する。〝別に何も差し上げませんが、このお題で描いてネ〟っていう、堂々としたボランティア企画だ。(大笑)

 例年Q&Aには『何かもらえますか? → なにもあげません』ってやり取りがあって面白かったんだが、今年は省かれた。


 年末忙しいというのに、矢久はこれに毎年参加している。2018年からずっとかな?……同じ年に二作品出したこともあって八作品が『小説家になろう』に並んでいる。

 これに、今年も参加する予定でいる。


 別に、何の効果もないんだ。……と、損得を言い出したら、web投稿サイトで得だったことをしたことなんて皆無なのだが、多少イベントのくくりで読者が増えても、それはあくまで単発で、そこから何かに繋がっていくことはない。

 なのに童話を描く理由。

 ……ちなみに、『小説家になろう』は、えーっと、うろ覚えなんだけど、『春の恋愛、夏のホラー、秋のミステリー、冬の童話』という春夏秋冬企画があるのだが、春夏秋は興味ないのに冬の童話だけは参加する。理由。

 ……子供がいるからだネ……。


 俺の童話というのは、いわゆる幼児文学ではない。

 他の子供と接する機会もないでもないが、彼らに向けて、彼らが読みたい作品を描くのは、俺は畑違いだと思っているからあまり興味がない。

 だけど童話。童話といっても噛み砕いた文章でもなく、子供には読みにくいものかもしれない。

 それでも童話と言い張る作品群。……それは、自分の娘に、いつか読んでもらいたいから……。


 娘を育てていると、いろいろなことを思う。

 だけど、かしこまったことを言い聞かせるのって、なかなか難しい。

 生まれ育って、今まで見せてきた数も知れない表情をメモリーにして、いつか振り返る時に心に響くものが描けたら……

 なんせ俺なんざ親らしいことなんて何もしてやれない。このままではこれから先、やりたいことだってやらせてあげられないかもしれない。

 しかし、だからこそ、せめて見せてやれるのは、親としての背中だし、俺の場合は、創作物なのだ。

 いや、いつか……じゃなくて、今でもいいんだ。

 〝娘(小学生)を対象にした文学〟が童話だというのなら、立派に童話だろ……?


 だから今回の童話祭も参加したい。テーマは『きらきら』だそうだ。

 そこからどんなメッセージを娘に残すのか。これは今から考えることだけど、描けたら百噺の一つとして、『カクヨム』にもアップしてしまおうかなと思う。

 いい作品になるよう、頑張りたい。

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