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矢久勝基、日記  作者: 矢久 勝基


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11月8日 作品の価格は?

 さて、作品を有料で出すことになりました。

 じゃあいくらなのさっていうのが肝要かつ最大の問題となる。

 ニンゲンってのは面白いもんで、100万円の買い物をする時は10000円の差などあまり気にしないのに、100円の買い物をする時はその100円の価値を深く問うものだ。

 10円でも安い物を……ってスーパーのチラシを見比べるおかーさんを見たことのある過去が、きっと皆さんにもあるんじゃないか。


 これって普段見ない数値で取引するとなんかの感覚が麻痺するってことなんだろうね。逆に言えば、普段から接する額に対するアンテナは高いともいえる。

 で、そうなると数百円単位で勝負する文章の世界はそのアンテナにバリバリ引っかかる。数か月間、寸暇を惜しんで描き切った長編作品に対して、500円の価値すら感じない人間も多いのが実際だろう。

 だから、価格設定が悩ましい。

 言っとくけど、一冊500円なんかの努力じゃねーぞ。……って思えてしまうから、悩ましい。


 ネットが盛んになってから、クリエイティブなモノに価値がめっぽう薄れた。何でもかんでもが無料になりすぎた。

 絵にしても音楽にしても動画にしてもゲームにしても、もちろん文章にしても、何でもかんでも拾える時代となり、しかもそのクォリティも半端ない。正直、「これが無料なら、どんなものなら有料にできるんだ」って思う。

 だから、なおさらクリエイティブなモノでは、財布をひもを緩めることが難しい時代になってしまった。

 まぁ逆に、金にする価値すらない作品でも世界中に広められるようになったという意味ではプラマイゼロなのかもしれないけど。


 そんなわけで、無名作家の小説作品の価格設定は如何にするべきか。

 とある情報筋の話で、kindleの一冊は30,000文字くらいがいいんじゃね?ってことになっている。とりあえず、それを一つの基準として、キリのいいとこで3~5万文字くらいで一冊を売り出すとする。

 その一冊が、いくらなら買ってもらえるのか。


 Amazon kindleの価格設定の、下上限は99~20,000円となっている。

 一冊あたりの配当は35%か70%の二種類。当然のことながら70%の方がkindleからの条件が厳しい。

 ……のだが、そりゃ「一冊売れるごとに35円あげますよ」ってのと、「一冊売れるごとに70円あげますよ」と言われたら、70円ほしいのが人情(笑)。

 そこをがんばって条件をクリアしようとすると、まず売っていい価格帯は250円~1,250円と、大幅に選択肢が狭まる。

 それと、会員になっていたらただで読めてしまう『Kindle Unlimited』に自動登録されてしまう。

 これは要するに『カクヨム』でいう『ロイヤルティプログラム』や『小説家になろう』でいう『なろうチアーズプログラム』のように、閲覧されるページ数によって配当が配られるシステムである。

 正直『小説家になろう』でも『カクヨム』でも気づかれなかった矢久作品がAmazonの舞台に立ったら劇的に読まれる!……ということがあるはずもないので、あってないようなものだ(笑)。


 とりあえず、こんなところで次回へ続く……

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