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孤高の弁護士  作者: 底辺学生
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1章 001

これは私がとある法律家と経験したさまざまな出来事を記した日記だ。


その法律家は観察眼がとても鋭く、すぐに物事の本質を見抜く力を持っていた。

彼はその力を誇示することはなく、仕事(弁護か論文執筆)一筋の人間だ。


のはずだったが、何の因果か私は彼と出会ってから様々な事件に巻き込まれるようになった。

いや、巻き込まれたという表現は正確ではない、止まっていた時計の歯車が再び廻り始めたのだ。


ピピピッ


5:30のアラームが鳴る。

高級スーツに袖を通す。うんいい感じだ。

カーテンを開け朝の空気を吸い込む。

コーヒを飲んで、PCを上質な革のカバンに入れる。

玄関を出てエレベーターの下ボタンを押す

15階から1階に降りる。

俗にいう都心の高級マンションだ。


「from タクシー」というアプリで呼んだタクシーで帝国ホテルに向かう。


ロビーの掲示板をみると上から3番目の段に

"法律事務所採用面接"の文字がある。

どうやら場所は第三会議室のようだ。時間に余裕をもって到着できたな。


「先生は全くどこに行ったんだ…」

「鈴木!!こっちもダメだ!くそおおおお」


こんなに素晴らしいホテルの雰囲気をぶち壊す声が廊下で聞こえる。由緒正しいホテルで吠えやがって、一体どこの野蛮人だよ


「先生方!!あまり声を荒げないでください。ここは帝国ホテルですよ!」


「あー、すまんすまん。つい、いつものテンションで…」

「エミちゃんごめんなぁ、あの法律変態マニアめ。見つけたらただじゃおかねえからな…」


「だからそういう汚い言葉遣いはやめてください!」


何やら、エミと呼ばれていた女性が男性2人を怒っている。どうやらあの3人の中では女性が一番権力らしい。

先生を探してるようだが…

なんか悪い予感がするけど、一旦はスルーしよう。

うん、そうしよう。


さっき、先生を探していた男性のうち、ガタイの良い男は鈴木と呼ばれていた。ジャケットを脱いでシャツを腕まくりしていて、まさに熱血漢という言葉が似合う男だった。

もう一方は小柄でしわくちゃなスーツを着て寝癖がついている。


その二人組はこんな由緒正しいホテルには似合わない格好をしている。

他方で、まともそうなのはあのエミと呼ばれていた女性だ。

すらっとした長身にモデルが履いてそうな赤いハイヒール。にもかかわらず派手すぎず、ネイビーのダブルのジャケットを羽織っており、他とは差がつく着こなしをしている。

何より顔がテレビで活躍するモデルかと思うくらい綺麗だ


いけないいけない。集中せねば

今日は勝負の日だ。今日で僕の人生の大切な方針が決まると言っても過言ではないのだ。






どうも、しがない法律を勉強してる学生という設定で本作品を書き始めました!


異世界ものではないですし、誰に呼んでもらえるのだろうか。

そんな気持ちで書いたデビュー作です。


優しい感想を書いていただけると当方とても喜びます。

また、2話3話と続けて書きたいなと考えると思います!

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