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倒せ!マジックゴーレム!

 イザベルの演奏スキル、音の伝達トランスミッションミュージックの効果でシーナにイザベルの演奏が聞こえると、ジョーンに後方の警戒を任せて俺とシーナはケイト達がいる村へと向かった。そこで目にしたのはマジックゴーレムといって魔法耐性が高いうえに防御力も高い魔物だ。


「みんな聞いてくれ、奴は魔法耐性が高く、防御力も高いから、並の攻撃では無理だ、だから俺の奥義を使う!」

「奥義!前にドラゴンを倒したやつですね!」

「ああ!だけど、それでも奴の一番もろい部分目の付近を斬らないと確実とはいえない!」

「目!あの顔の真ん中にある宝石のようなもの?」


 ケイトが目の部分を尋ねたので、俺はそれに対して返答をした。


「そうだ、そして攻撃を防がれてしまうと多分追撃は難しい!」

「それで私達に協力を?でもどうすればいいの?」

「みんなこっちに集まってくれ、作戦を説明する」


 とりあえずゴーレムをけん制しつつ、全員を一か所に集めて作戦を説明する。


「どうだろうみんな?」

「師匠がおっしゃるならば私は信じます!」

「仕方ないわね、その代わり確実に倒してね」

「少々、穴があるようにもお見受けされますが現状では最適と判断する他ありませんね」


 とりあえずみんな俺の作戦には賛成してくれた、さあ、これはある種の賭けだけどな。


 まずはイザベル、チャクラムを投げるが遠隔スキルで手元に戻すと見せかけ、途中で再度放って、マジックゴーレムを翻弄してもらう。


 やっぱり、自動で戻るわけでなく、戻す範囲を調整できたんだな。さすがだ。


 そして次にシーナ、ここは魔法を込めた弓での攻撃だ。効かないことは百も承知だ、あくまで動きを止めるのが目的だったが、ほとんど怯まなかったな。ここでケイトの出番だ、俺との模擬戦の時の動きはただの演舞ではなくある種のスキルだったようで、瞬間的に速度を上げる事が可能だったようだ。


 ケイトがスキルを発動させればあのゴーレムは捉えきれない、そう思ったが、奴は地面を叩いてケイトを吹き飛ばした。


「きゃあああ!」

「ケイト!」

「お嬢様!」


 お嬢様⁉今イザベルお嬢様と言ったのか、くそ作戦は失敗か、こうなったら……!


「おうりゃあああああ!」


 あれはジョーン⁉槍術スキルで強化しても奴の身体は貫けない!そう思ったら、柄で叩いてぶっ飛ばした、


「師匠!今だ早くやっちまえ」

「助かったぞ、ジョーン、ようし今ならば……」


 不意打ちとはいえ、ジョーンの一撃でもだえているな、今なら奥義で奴を倒せる!くらえ!ソード・ザ・ブレイキング!

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