第三十一話
天文七年 (一五三八年) 五月 備前国 岡山 山本勘助
今、浦上氏の本拠地である岡山城を落し浦上氏を滅亡させた。
呆気なかった。最盛期には摂津まで領していた浦上氏が旭川での決戦に敗れて、そのまま岡山城に籠城したが三日で落城した。まさに諸行無常だ。
「殿からそのまま東に砦を作り守りを固めよ、との事です。」
伝令兵が伝えて来た。殿は尼子との戦に備える様だ。
「分かった、ご苦労。」
さて、砦を作るか。
天文七年 (一五三八年) 五月 播磨国 飾東郡 御着城 小寺氏館
重隆から浦上を滅ぼしたと報告がきた。
かなり驚いた。何せ出陣してからまだ二週間しか経っていないからだ。まあ、それだけ浦上が弱体化していたのだろう。
それと大内から婚姻同盟の返事が来た。どうやら毛利の娘を大内の養女にしてから、嫁がせるらしい。
婚姻するにあたって俺は元服する事になった。鳥帽子親は曽我だ。元服の時期は八月の予定になっている。婚姻の時期は九月だ。それまでは支配を固めておきたい。それと細川晴元に播磨守護と但馬守護の職を元服後に貰える様に献金しておこう。
守護を貰う理由は但馬守護を貰う事で山名に攻めいる理由にする為で播磨守護は播磨の支配を盤石にする為だ。では、何故攻め取った備前の守護を貰わないのか?それは尼子が備前守護で今は余り刺激したくないからだ。
リアルが忙しくなって来たので投稿ペースを落とします。m(__)m
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