第一話 目覚め
初めまして。
御舘田黄門と申します。
初投稿のなので多めに見て頂けると助かります。
ご指導のほどよろしくお願いします。m(__)m
享禄二年 (一五二九年) 三月 播磨国 飾東郡 御着城 小寺氏館
目覚めると、知らない天井が見えた。周りを見てみると、見覚えのない和風の部屋が目に入る。
此処が何処なのか分からない。声を出そうと試みるも上手く声が出せない。そこで気がついた。歯が無いという事に。
目が熱くなっていき、終いには大声で泣いてしまった。
「どうしましたか?お腹が空きましたか?それとも、おしめを変えますか?」
着物を着た若く綺麗な女性が声を掛けてきた。しかし、驚いた事にその女性の身長は、俺の四倍から五倍はあるのだ。
そこで、気が付いた女性が大きいのでは無く、俺が小さいのだと。となると、俺は赤子になってしまった事になる。余りにものショックによって、気を失ってしまった。
気を失ってから1週間程たった。この期間で分かったことは、俺が転生してしまったという事、此処が播磨である事、そして転生したのが小寺家であり、孫四郎と呼ばれているという事だ。
一度現状について考えてみよう。まず戦国時代に転生してしまったという事だ。
まず、俺は前世では小寺が苗字だが、それは明治時代に苗字をつける時、ご先祖様が近くの侍から取ったからだ。それ以外は普通のサラリーマンとして兵庫で働いていて、歴史が普通の人より少し詳しいというぐらいだ。それに兵庫と言っても家は、昔の旧国名で言うと、播磨では無く摂津だ。小寺との接点は苗字しか無い事から、苗字が同じという理由で転生したのだろう。
次に小寺についてだ。まず、俺が小寺家に生まれたのがわかった理由だが、それは俺を抱っこしながら祖父と名乗った男の着物に、小寺の家紋である橘藤巴の紋があったからだ。何故家紋が分かるかというと、自分と同じ苗字の武将が◯◯の野望にいて調べたからだ。そのおかげで播磨にいる事も分かった。
こんな事を考えている内に眠くなってきた、また起きてからいろいろ考えよう。
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