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深淵の天使  作者: 鹿 喜月
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マザー・ヴァーサス・アイアンモンスター 『破』

―――日時不明 黒金新教地下施設にて

「…は我々愚かなる人類に下された神々の鉄槌、等しく受け入れるべきそれを、彼等はそれにも反抗するという蛮行で以て跳ね除けようとする!神の怒りは強くなるばかり、愚かな彼等の責任で!」

小柄な男は怒りを顕にし叫ぶように話す。その手に握られているのは青白く光る謎の物体。「我々は彼等の悪鬼の如き所業により不当に苦しめられている!我々こそ真実だ!真実の前には彼らとて太刀打ち出来ぬ!」万雷のような拍手!群衆からは賛同する叫び声、不安に怯える声、それを勇気づける声、咽び泣く声、発狂したかのような叫びが響き渡る。

小柄な男の名は伊佐美金重、鉄神の被害が増加した時現れた新興宗教「黒金新教」の教祖である。年齢や本名、出身地は警察も掴んでおらず、正体は未だに把握されていない。そもそもこの名が本名かどうかも分かっておらず、この男は果たしてこの1人だけなのかも判明していない。信者の信仰心は非常に強く、彼の命令とあらば自身の犠牲も顧みずどんな行いも成し遂げようとする。彼らは軍の鉄神破壊任務の妨害、軍事施設などへの襲撃を過去に何度も行っており、警察は彼らを逐次逮捕しているが、刑務所や警察署自体が襲撃される自体があり、警察も手を焼いている。


2073年 5月24日 AM5:33 ハワイ諸島沖

「夜刀神」艦上

「今すぐにでもぶち壊してやりたいぜ、鉄屑共!」

「今回は壊すんじゃないんだろ?アイツを無力化するとか言ってたがな」

「信じらんねぇなぁ~」

「まあある程度弱らせるとか言ってたし、俺達もお荷物にはならねーだろうよ」

「死ぬなよ」

「了解」

2人はそれぞれ爆装した艦上攻撃機「赤烏」に乗り込み、発艦準備を始めた。


同海域、ウィスコンシン

「今回は壊さず弱らせるんだろ?」

「弱らせると乗っ取りやすいんだとよ」

「あの鉄屑共を乗っ取るとか眉唾もんだがな…」

「失敗したならしたで、俺達で破壊するだけだ」

「破壊って、この船で突っ込むのか?」

「馬鹿、この主砲に決まってんだろ」

「冗談だよ、冗談」

「シッ、見えたぞ、命令も来た」

射撃指揮所から下る射角、砲塔が旋回し10時方向を向く。

「発射!」爆音!衝撃!


「夜刀神より発艦した赤烏は対象に攻撃開始!機銃も残らず叩き込め!対象は砲撃で弱っている!」

上空を旋回していた3機の赤烏が一斉に機首を揃え、対象へ向け飛来、翼下から一斉に爆弾が投下される。

鉄神はウィスコンシンのアンブッシュにより既に数発の40cm砲弾が直撃しており主兵装は破壊され、苦し紛れに発射した対艦ミサイルも全て高角砲と機銃により撃墜されていた!残された僅か2門の76mm砲とCIWSで必死に迎撃を計るが狙いは出鱈目であり効果は無かった。赤烏から投下された6発の250kg爆弾は全て直撃!

「ARRRRRRRRRGH!」鉄神は苦痛の咆哮を上げ、残った76mm砲1門を出鱈目に乱射するも撤退する赤烏には一発も当たらない。


同時刻、BSにて

「対象の弱体化を確認、直ちに侵入します」

「侵入してどうするんだ?」

「まずは制御を奪います。センサーは全て破壊されているため接近も容易です。私は侵入に全力を注ぐためこれより操船を手動に切り替えます、ご健010ね01011マ1001」

「手動は面倒なんだよ…」白髪の男はコントローラーを取り出しタッチパネルを起動し、動きの鈍った鉄神へと近づくルートを進む。

「USSオマハへ、BSは鉄神へ接近する。両軍全艦艇に通達を」

男はタッチパネルを操作しながら最も近い艦船へ連絡する。

「こちらオマハ、全艦艇は攻撃を中止した。安心して接近を」

「お前の出番だ…『マザー』の力見せてくれ!」

「010000イシ00011シ0001」

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