番外編:登場人物、組織(日本編)
〔お詫びと今後の更新状況〕
現在少し多忙&構想を練っているため暫くの間主要人物や組織の紹介になります。申し訳ございません。
日本国
・昇 隆重:72歳、現職総理大臣。過去に自由民主党から独立して新自由党を作った本人。戦後の混乱を見事に統治し、積極財政等多くの手法を駆使した政治で経済を建て直し民衆からの高い支持を得ているが、その一方軍拡を重視している点は賛否両論。
・紫垣 総史:63歳、海軍総司令。希代の戦術家であり武士道を重んじる武人。海兵隊とも深い関わりを持つ。総司令という立場ながら現場主義的な面があり、頻繁に危険な前線に赴いては現地の兵の肝を冷やす。過去に前線に視察に赴いた際、ゲリラからの奇襲に巻き込まれ右足の膝から下をバイオ義足に置き換えている。見事な射撃の腕前を持ち、旧式拳銃で100m先の10cmの的に正確に命中させる恐るべき技術を見せた。
・嘉村 久幸:59歳、中将。海軍の象徴的存在である航空母艦「八岐大蛇」の艦長。総司令である紫垣とは旧知の仲であり、互いに深い信頼を寄せている。戦前からのベテラン軍人であり、地理上防衛戦争が主体であった日本はWW3以前に何度も戦争に巻き込まれたが全て勝利した。その影にはこの男の力もあった。
・西堂 晃輝:46歳、少将。海軍の二大象徴である戦艦部隊の旗艦「酒呑童子」の艦長。下士官からの叩き上げである彼は「生まれながらのエリート」を嫌うタイプであり、例え目上でもそういう人間と分かれば容赦なく皮肉や嫌味を言う為普通なら降格処分必須であるが実力は確か。過去には戦艦6隻、巡洋艦32隻、駆逐艦21隻相手に戦艦2隻と重巡3隻で挑み殆ど損害を出さなかったばかりか敵艦隊を半壊させ敗走させたという事実が、彼が海軍に居ることを許されている理由である。
・伊佐美 金重:年齢不詳、新興宗教団体「くろがね新教」の教祖。何人かの影武者を備えているとの噂がある。出自、素性共に謎が多く、この名が本名かどうかすら分かっていない。信者の中にはインターネットのシステムや整備法を知っている物も存在する。法執行組織などや政府にもこの教団の信者はいるようだ。
・片倉 忠雄:76歳、警視総監。30年前近くからこの職に勤めるベテランであり、彼が警視総監に選ばれてから検挙率が上昇、誤認逮捕などの例が格段に減り、警察絡みの不祥事も7割近く減少した。警察の民衆からの支持を取り戻したその実力は政府からも高く評価されている。
・石河 輝之57歳。旧時代のインターネットや情報機器の整備技術を持つ数少ない人間。元は複数人の仲間と共にサイバーテロを繰り返しており(人命に被害が出ない程度の軽度な物)、ID指名手配がされていた。WW3によって発生した技術衰退により彼らの存在価値が急上昇、ID指名手配が解除され国家直属のエンジニアとして仲間と働くことになった。特殊な性的嗜好を持ち、彼の携帯やPCの画像フォルダは彼の嗜好が一瞬で分かるような画像で埋め尽くされているとも。
組織
・くろがね新教:WW3後に発生したBSと鉄神を崇める新興宗教。荒廃した日本に現れたこの宗教は瞬く間に信者を増やし、警察や政府、果てには軍にも信者がいるレベルにまで拡大した。過去にこの団体による軍事基地襲撃や鉄神破壊の妨害などが行われており、政府は彼らを危険視している。彼らの中には旧時代のインターネットシステムや情報機器の修理を行える人物がいる模様。
・川村重工:WW3後、日本で各地の工場が協力した時期があったが、その際に多くの企業が合併し、1つのメガコーポとなった。表向きは家電や乗り物などの複合企業だがその実態は巨大な軍産複合企業であり、日本国軍全ての兵器製造を請け負っている。その権力は政府にも圧力をかけられる程