番外編:兵器、車両類①
・疾風…川村重工の開発した要人護送用車両。流線型のボディからは想像もできない1350馬力の出力、冶金技術の向上により最も分厚い部位は50口径弾の連射に2分耐えるほど。タイヤもランフラットタイヤを採用しており5.56mm弾や拳銃弾程度では止められない。サスペンションも素晴らしく、その性能は時速150kmでの走行中でも屋根に置かれた湯呑みの茶が零れないほどと称される。
・蛬…川村重工の開発した警察用装甲指揮車。屋根を展開し不快音や轟音を鳴らす事により対象を無力化可能。15人の完全武装した警察官や特殊部隊隊員を乗せ移動可能。3両のプロトタイプはWW3以前に軍が開発していたジャミングシステムを搭載しているが現在は行方不明。
・BV-2 土蜘蛛…軍が独自開発した6輪装甲車。50口径弾の連射に全方位で耐える強靭な装甲、57mm速射砲、もしくは88mm無反動砲、2基の機銃から来る大火力、その状態でも整地を時速130km、不整地でも80kmで走行可能な機動性を備えた強力な車両。乗員数は3人とされているが、サイバネ手術を受けている兵士なら1人で火器の運用と運転を同時に行える優れ物。各県の警備部隊などの標準装備品であり、非武装品が民間にも出回っている。
・BB-4 柊…市街戦、警備用に軍が開発した多脚軽戦闘機器。総重量は9.6トンと小型であり、装甲も土蜘蛛より多少頑丈な程度だが6本の脚による小刻みな可動、直立することにより可能になる3mの高度からの20mm機関砲の全周砲撃は歩兵や民兵には充分な驚異となる。
・BC-3 轟天…獄天の失敗を経て開発された大型多脚戦車。山岳部や起伏部での戦闘を視野に入れ開発された。52トンもの総重量に恥じない強力な装甲と8本の足で柊以上の機動能力を持つが本機の最大の特徴は換装可能な武装。通常時備える120mm低反動砲の他4連装40mm機関砲装備型、対空ミサイルランチャー装備型、対戦車ミサイルランチャー装備型、2連装57mm機関砲装備型など様々な派生型が存在する。