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深淵の天使  作者: 鹿 喜月
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プロローグ:大西洋沖にて

初投稿です。作者名は某サイバーパンクニンジャ活劇小説のキャラクターから取った名前なのでご了承ください。連載になりますが更新は不定期です。所々に残酷描写や領土問題に関係するようなワードが出ますが、未来世界ということでお許しください。また作者は「そこそこ詳しい」ミリオタなので兵器の描写などに間違いがある可能性がございます。その場合はコメントなどで優しく指摘お願いします。

―――2073年3月22日、午前4時33分 大西洋洋沖にて

「ああクソッ!まだ弾が残ってるのかよ!」

「何時間打ち続けてやがるんだ…」

「あの程度ならカリグラの装甲は耐える!心配するな!」

新生ローマ帝国海軍戦艦「カリグラ」艦上、そこから見えるのはカリグラに砲撃を浴びせる形容し難い外見の鋼鉄の怪物!

「Fire!!」

KABOOM!!

カリグラの砲撃!50口径500mm砲10門、52口径203mm砲4門が一斉に吼える!全弾命中!通常の戦艦や巡洋艦では消し炭にする圧倒的火力、さしもの怪物も…いや、動いている!

ARRRRRRGH!怪物の咆哮!背部から何本もの…誘導式ミサイル!あれは失われた技術のはず!しかし弾切れか、砲撃は全て止んだ!

「回避!回避ーッ!」

カリグラは全速前進しつつ回頭、しかしミサイルは追尾!ミサイルは低速ながら誘導精度は高く執拗に追尾を続ける。

「対空戦闘用意!」203mm砲4門、甲板上の75mm単装両用砲、40門の40mm機関砲、無数の対空機銃の火線!火線!火線!

カリグラの砲手、機銃手の練度は高く次々とミサイルは撃墜される。しかし70発ものミサイルは戦艦1隻の防空網では防ぎきれない!

KABOOM!

「後方右舷被弾!損傷軽微!」「前方右舷被弾!浸水!隔壁閉鎖!」

的確な指示!隔壁が閉じられ注水完了!

BOOM!BOOM!ロケット弾!

現れたのは新生ローマ帝国海軍戦闘機「コホルス」!それに続くのは艦上爆撃機「プリンキペス」!水平線上に現れた空母は新生ローマ帝国海軍主力空母、「レッジョ・エミリア」!甲板上からは次々と艦載機が発艦、怪物に近づいた機体はロケット弾と魚雷の斉射を浴びせる!

EEEEEEEEE!EEEEEEEEEEEE!

怪物が苦痛の呻きを上げる!

「各員、勝機を逃すな!撃て!撃て!」


―――同日午後20時06分、上海

「…またも現れた鉄神、今回は大西洋に現れたようですが新生ローマ帝国海軍により迎撃され沖合にて破壊されました。先の大戦以降英国海軍の弱体化は深刻な問題となっており、早期の軍拡が…」

「また出たみたいね」

「中国は大丈夫。人民軍もいるし日本国海軍もいる。さらには韓国海軍のおまけ付き。アジアには奴らは近づけないよ。」

「パパー、テレビ変わってよ」

「ハイハイ、ほら」

「ホント、不便になっちゃったわね…」

「しょうがないさ、突然月面移民が武装蜂起して地球を攻撃するなんて誰も想定して無かっただろうよ…」

「でも、最初は頭がおかしくなりそうだったけど慣れるとこの生活も悪くは無いわね」

「そういうものさ」

「そういえば、南極にはまだBSが残ってるとか、まだ人が取り残されてるとか聞くけど…」

「我々には助けられないよ…人民軍、日本国海軍、韓国海軍はアジア防衛で手一杯だしどこに鉄神が出るか分からない。みんな残された人間より自国民が大切なのさ」

「薄情に見えるけどそうよね…」



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