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だるまさんが転んだ

作者: みくた

 夜。俺はキッチンの椅子に座りスマホを弄っていた。

「・・・・・・んだ。」

 SNSに夢中になっているとどこからともなく声が聞こえた。

 子供のような声だが、内容はよく聞き取れない。

「・・・・・ろんだ。」

 また聞こえた。

 恐らく裏のアパートの住人が流しているFMラジオか単純に話し声だろう。

「だ・・さん・・ろんだ。」

 声が響く。

 あれ?ちょっと待て。声、移動してない?

「だるまさんが転んだ。」

 今度は声がはっきりと聞き取れた。しかも近い。

 この時点で俺はフリーズした。

「だるまさんが転んだ。」

「・・・。」

 相変わらず不気味な声が聞こえる。しかし、フリーズ状態を脱した俺は隣の部屋に移動した。

 隣の部屋では家族が動画を視聴している。

「だるまさんが転んだ。」

 声の正体は動画の音声で、移動しているように聞こえたのは音の反響によるものだったようだ。

 ・・・普通にビビった。


 だるまさんが転んだ。

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