森の中の・・・お姉さん?
竈作りから1ヶ月、この世界に飛ばされて3ヶ月、ん?月日が合わない?なに言ってんの、あの竈と窯造るのに1~2週間でできるわけないでしょ!実際は最初の一回で焼けたレンガで窯の一段目を製作して、それを使って、二段目、三段目、竈の順番で組み立てって行ってようやく出来たんだから、大変でした!
それはおいといて、1月かけて周りの地面や岩を鑑定していって、それなりに金属を回収できました!
〈鉱石・鉄、鉄を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・銅、銅を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・錫、錫を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・銀、銀を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・金、金を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・魔法銀、魔法銀を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・魔法銅、魔法銅を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・魔法鋼、魔法鋼を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・魔法金、魔法金を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。
鉱石・神鋼、神鋼を多く含んだ石。特定の設備で精錬できる。〉
・・・うん、それなりじゃないよね。これら以外も色々あったけど、ちょっと使い道がわからない金属が多かったので、使うときがあったら紹介しよう。
見つかった鉱石の鉄から金まではいいとして、そのあとのは、魔法銀・ミスリル、魔法銅・アポイタカラ、魔法鋼・アダマンタイト、魔法金・ヒヒイロカネ、神鋼・オリハルコン、と言う名前だ。見つかりやすさは、上から下に向かって見つかり辛くなりました。
たぶん、こんな簡易竈じゃ、金まで加工出来るかどうかってところだけど、出来る限り作って行くよ!
とりあえず、金属用の耐熱壷に銅と錫を投入!こっそり用意しといた金属床用の鋳型に溶かした合金を投入!後は冷えるのを待って・・・・青銅製の金床の完成!!青銅製の金槌も用意して。
続いて~・・・・作っておいた、よ~こ~ろ~(ややドラ○もん風)に鉄鉱石と木炭の粉、石灰を交互に投入して、後はせっせと火起こし!超高温で溶け始めた鉄を鋳型に流し込み、インゴットに加工していって、銑鉄の完成!
竈に火を入れ、銑鉄を焼きとんてんかん、とんてんかん・・・・・出来上がり~、鋼の金槌と金床~
これらが出来たら、後は精錬しといた銑鉄を使って、ふんふふん♪
出来た~~♪
日本刀・・・甘く見てた・・・一本作るのにこんなに大変なことになるなんて・・・・
作り方はざっくり知っていたけど、鋼の比率の調整、焼入れ、焼き戻しの温度管理、盛り土の比率、量、鍛造の回数、力の入れ方、たたき方。
少し思い出してもこの種類・・・大変だった・・・
〈真刀・無名、異世界の技法と執念により生まれた本物の日本刀。この世界初めての一本。切れ味、強度ともに最高品質。〉
良かった・・・この世界も日本刀と認めてくれた。それでは次の段階に進みますか!
っと、その前に、これまででどれだけステータスが上がったか、確認確認、
名前:百合姫
種族:天魔
年齢:17(不老)
性別:女
職業:創造王:62
レベル:63
体:3591(基礎2+55)
魔:6237(基礎40+59)
力:3591(基礎2+55)
俊:4158(基礎4+62)
器:8694(基礎4+134)
精:4221(基礎8+59)
輪:0
スキル
「種族特性」
(不老)
(魔力探知)
「特殊技能」
(言語理解)
(鑑定眼)3→(森羅眼)
(経験値極上昇)2→3
(輪廻転生)1
「技能」
(体力回復強化)9→(再生能力)→(超再生)3
(魔力回復強化)→(再生能力)→(超再生)3
(移動法)8→(俊走法)→(神速)2
(身体法)3→(鉄壁法)→(神壁)1
(力体法)3→(豪力法)→(神力)1
(制動法)6→(匠動法)→(神指)4
(魔力法)→(魔体法)→(魔神)1
(精神法)→(精体法)→(神精)1
(生産の天才)8→(生産の極み)→(神匠)7
(創製術)3→(創造術)8
(簡易生活魔術)
(剣術)→(刀術)→(抜刀術)1
→(居合い)2
→(一閃)2
あっはっはっはっは・・・・あ~、前にもいったけど、物を作るってそんなに簡単な事じゃないんだよ。今回の刀が出来るまでに、3年掛かりました・・・・
刀作りの間に色々と作ったり、訓練したり気づいたらこんな状態でした・・・
〈(森羅眼)全てを見通す、鑑定できない物はない。
(超再生)どんな状態も、最善の状態に治す。回復速度はスキルレベル依存。
(神速)神の速さに近づける。30+レベル×4の俊の基礎ステータスをあげる。
(神壁)神の硬さに近づける。30+レベル×4の体の基礎ステータスをあげる。
(神力)神の力に近づける。30+レベル×4の力の基礎ステータスをあげる。
(神指)神の器用さに近づける。30+レベル×4の器の基礎ステータスをあげる。
(魔神)神の魔力に近づける。30+レベル×4の魔の基礎ステータスをあげる。
(神精)神の精神力に近づける。30+レベル×4の精の基礎ステータスをあげる。
(神匠)どんな物を作るときでも、最大補正。補正レベルはスキルレベル依存。
(創造術)どんな物でも作りやすくなる。〉
スキルの説明はこんな感じ、(剣術)およびその派生は、見たまんまなんで省略。
〈創造王、発展系職業、物作りにおいて様々な職業の統合上位職。造れない物はあんまりない。〉
そしてこれが職業説明。複数の生産職の最上位まで成長させたら、複合職としてクラスチェンジ出来るようになった。
「ねぇ~、ゆり~」
「あ、なに~」
ん、もう1つ、私の名前は百合姫と名乗ることにした。女のハーレム作ると言う心そのものを名前に組み込んでみました。
それと、同居人が2人増えました。2人とも人ではないけど・・・
「どうした~、なにかあったの?」
「んにゃ~、新しい洋服出来たから着てみてくれない?」
「お!ありがとう!早速着てみるね~」
1人目は、アラクネのサファイアさん。通称サフィ。蜘蛛の身体が非常に小さく、ほとんど多腕系の人、身体のバランスはボッキュッボンの肉感系女性で、美人です。もちろん二人で楽しみました。
「お~、良い感じだねぇ~」
「胸がちょっときつい気がするけど~」
「え!?うそー、前測った時のサイズで作ったから、また大きくなってない?そのお胸。」
「・・・・・」
「あ~、そういうことだよねぇ~、痩せたほうが良いかなぁ~」
「いやいや!それ以上痩せたら、身体のバランスが合わなくなるから駄目!と言うか、あんたは自然体でいいの!!」
「・・・・・・・・・・」
「そ、そうかな#褒められると恥ずかしい##」
「当然だよ~、はじめてみたとき、女神かと思ったもん。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
ガバッ!!!
「ひゃ!」
かぷっ
「ひゃん!?」
ちゅう、ちゅう
「ん、ん!?」
「・・・・は!ちょっとフラン!!なにしてるの!!!」
ちゅぽん
「ん~~~、ユリのおっぱいって甘くて美味しいのよ~~?毎日飲みたいじゃない~~~~」
「へ!?ユリって出るの!??じゃ、じゃぁ私も一口もらおうかなぁ~」
「はぁ、はぁ、駄目に決まってるでしょうが!!!!」
ゴン、ゴン!!!
「痛!」
「!?・・・」
そして、いきなり吸い付いてきたのが、ドライアドのナリアライディア、あだ名はナディア。緩いウェーブの長髪に、やや垂れ目のおっとり、ぼんやりした顔の持ち主。体型はボカンフヨンフヨンなふっくら系。私の胸の香りが気になりやってきたと供述、お昼ごろにこっそりやってきては、満足するまで飲んでいくのが日課。
彼女達は、サフィが布や衣類関係を作ってくれる代わりに、私の手料理。ナディアが自家製の畑の管理を行ってくれる。対価は、アレだ。
こんな感じで、今までと違い、一人さびしく作業する必要がなくなりました。
そしたら、次の目標、戦う力をつける!
と言うことで、前から行おうと考えていた(輪廻転生)の初使用です!このスキルは色々と、未知の部分が多いので、使いながらの確認になりそうだ。
〈輪廻転生の使用を確認・・・・・現在輪廻ポイントが78P手に入ります。転生しますか?〉
へー、こんな説明が出るんだ・・・・転生しますと。
〈輪廻転生開始・・・・・意識を一時的に遮断・・・身体のアップデート開始・・・・・の・り・く・・こ・・・・・・・・・〉
私の意識は唐突に切られてしまった・・・
〈輪廻転生終了・・・輪廻ポイントによるステータス更新を行ってください。〉
ん?んん~、頭が重い・・・転生し終わったのか~・・・だるい・・・
ステータス画面のような、新しい画面が出てる・・・・
輪廻ポイント78
体倍率変化・20→19・・・2P
魔倍率変化・20→19・・・2P
力倍率変化・20→19・・・2P
俊倍率変化・20→19・・・2P
器倍率変化・20→19・・・2P
精倍率変化・20→19・・・2P
(道具箱)・・・・・・・・・・30P
(宝物箱)・・・・・・・・・・60P+(道具箱)の取得
(無限収納)・・・・・・・・・120P+(宝物箱)の取得
(取得輪廻ポイント増加)・・・100P
(取得輪廻ポイント増加2)・・200P+(取得輪廻ポイント増加)の取得
(取得輪廻ポイント増加3)・・400P+(取得輪廻ポイント増加2)の取得
・
・
・
おぉ~、これが輪廻ポイント・・・かなりの種類があるんだなぁ~
ん~、倍率変化もいいけど、荷物を入れられそうな(道具箱)、それと変わったスキルの(マーク)、この二つをゲットしようかな。それ以外の良さげなスキルは、どれも80~100越えで取得できなかったし。
(道具箱)30P
(マーク)20P
良し良し、では新しいステータスオープン!!
名前:百合姫
種族:天魔
年齢:17(不老)
性別:女
職業:創造王:62
レベル:1
体:234(基礎179+55)
魔:370(基礎311+59)
力:234(基礎179+55)
俊:269(基礎207+62)
器:568(基礎434+134)
精:270(基礎211+59)
輪:28
スキル
「種族特性」
(不老)
(魔力探知)
「特殊技能」
(言語理解)
(森羅眼)
(経験値極上昇)3
(輪廻転生)2
(道具箱)
「技能」
(超再生)3
(神速)2
(神壁)1
(神力)1
(神指)4
(魔神)1
(神精)1
(神匠)7
(創造術)8
(簡易生活魔術)
(抜刀術)1
(居合い)2
(一閃)2
(マーク)1
お、お~、凄いことになったなぁ~。この上がり方は予想外だったけど、あと何回か輪廻転生すれば、街に行っても問題ないレベルになるよね!
手に入れたスキルは、
〈(道具箱)亜空間に荷物を入れる。容量は、全魔力の半分の立方メートル分はいる。
(マーク)対象に印をつける。付けれる範囲は視認距離で、同時に付けれる個数はスキルレベル分、有効範囲は対象が死ぬか解除するまで。〉
よし!ある意味予定通り!(マーク)がちょっと違ったけど、これはこれで、誰かの追跡や魔物の集落の場所を特定しやすくなるはず!
次は戦闘術の特訓しなきゃ!
とりあえず、職業を変更で戦士からスタートして、武器は出来上がったばっかりの無名を持っていきましょう。防具はサフィが用意してくれている、黒と金の模様入りの赤いドレスで(森の中なのに何故か色々なドレスを用意してくれます。普通の森用の服は可愛くないから、着ちゃ駄目だって怒られました。)、荷物は新しく手に入れた(道具箱)に収納してくから大丈夫!
「サフィ~!悪いんだけど留守よろしくねぇ~。ちょっと鍛えてくるよー」
「ん?了解!お土産楽しみにしてるよ!!」
「私も~、飲めない間は我慢するから~お土産よろしくねぇ~」
「うふふ、わかったよ、お土産探して、取ってくるからね。」
「「行ってらっしゃ~い。」」
「行ってきます!」
そうして森に入って1時間ほどで、第一魔物発見!!
私の持ってる刀術は、木刀で素振りをして手に入れたものだから、実戦は今回が初!!!かなり緊張する。
ガサガサ!
目の前の茂みからわずかに見えた部分に、(森羅眼)で鑑定する。
名前:
種族:突撃猪:3
レベル:24
属性:無
攻撃力:1152
防御力:624
こ、これが魔物!予想以上にステータスが表示されない!!そして・・・強い!確かに今の私はレベル1だけど、それにしても強い!!このステータスの見方は鑑定できるかな?
〈名前:、対象の名前。
種族::、対象の種族およびランク。
レベル:、対象のレベル。
属性:、対象の属性。
攻撃力:、対象の総攻撃力。
防御力:、対象の総防御力。〉
ふむふむ、つまりあの防御力は、物理と魔法両方の防御力の合算値になると、つまり私より合算値は
高くても、私より一箇所で比較すると低いかもしれないと・・・
よし、女は度胸!初討伐行きますか!
私はすばやく猪のいるところまで駆け出した。茂みを抜け、すぐ目の前で音に驚き固まっている巨大な猪まで駆け寄る。勢いを殺さず、すばやく猪の懐まで入り、(抜刀術)を走らせる!猪の首に刃が流れ、通り過ぎたあとに重い物が落ちる音と、更に大きな物が倒れる音を聞く。
ゆっくり振り返ると、そこには何が起きたのかわからない顔の猪の首と、逃げようと動く身体が横たわっている。
刀を走らせているときに、感覚的なものだが、確実に切り殺したと言う確信を感じていた。
このまま感傷にもう少し浸りたいが、猪から出てきた血が周りに広がり、かなりのさび臭い状態になってしまっているのと、その臭いで興奮した何かが、こちらに大声を出しながら向かってきているのを感じる。
手早く猪を収納して、次の獲物を探しに移動する。
そこから何匹かの魔物を狩った。最初と同じ猪、オーク、ゴブリン複数、狼、スライム、鹿、虫系、ざっとこのくらいの種類だ。
やはりというか、何というか、オーク、ゴブリンはわたしを見た瞬間、一物を大きく滾らせて血走った目をしながら走ってきた。確かにその一物は大きく20~30センチ以上だったが、それ以上に嫌悪感と殺意しかわかないもんだ。アレに喜んで抱かれるとか、ちょっとどころか確実にないな。
まあ、余計な考えはこの辺で止めて、いったん帰ってステータスチェックをして、それから何度か鍛えましょうか。
名前:百合姫
種族:天魔
年齢:17(不老)
性別:女
職業:刀聖:4
レベル:70
体:19880(基礎179+105)
魔:27510(基礎311+82)
力:20160(基礎179+109)
俊:21560(基礎207+101)
器:37380(基礎434+100)
精:20510(基礎211+82)
輪:28
スキル
「種族特性」
(不老)
(魔力探知)
「特殊技能」
(言語理解)
(森羅眼)
(経験値極上昇)3
(輪廻転生)2
(道具箱)
「技能」
(超再生)3→5
(神速)2→(神の技能)3
(神壁)1→(神の身体)4
(神力)1→(神の身体)4
(神指)4→(神の技能)3
(魔神)1→(神の精神)1
(神精)1→(神の精神)1
(神匠)7
(創造術)8
(簡易生活魔術)
(抜刀術)1→(絶刀術)7
(居合い)2→(斬刀術)2
(一閃)2→(斬鉄)5
→(双閃)3
(マーク)1→6
家に着いて確認作業と、スキルの確認をしている。
〈(神の技能)神の技能に近づく。70+レベル×8の俊と器の基礎ステータスをあげる。
(神の身体)神の身体に近づく。70+レベル×8の力と体の基礎ステータスをあげる。
(神の精神)神の精神に近づく。70+レベル×8の魔と精の基礎ステータスをあげる。〉
スキルの進化はこんな感じ、刀術系は字面のまま。