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状況
少しだけ沈黙が続いた‥
「女の人がいないって‥‥どうして‥」
「それはですね‥」
少女は話し始めた
「この町の今の状況をみましたよね?」
「一応みたけど‥」
「男の人たちはどうでした?」
「男の人たちはって‥なんだか男達は元気がないというか‥無気力みたいにみえたな‥」
「ですよね‥」
少女はため息をし
「そんな男達をみて女性達は町からでていってしまったんです‥」
「なるほどですね!」
アルが納得したみたい‥
「アルさんみたいな美人さんだとこの町の男達は集まってきてしまいますよ‥」
「アルは美人なのか‥‥」
「そうなんですか‥私は美人なのですか‥」
「2人して何を言ってるんですか!」
少女がアルの事をこんなに褒めるなんて‥
というより少女がさっきは怯えていたのになんだか元気になってきたみたいだ‥