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 また、電話するなと言われるかもしれないが、そんなことかまってられない。

ガチャッ

家の扉に手をかけると鍵が開いていた。

特に気も止めずに私は急いで自分の部屋に向かった。

「あらっ、琉依。学校は?」

いつも仕事でいない母がリビングから顔を出した。

「ちょっとね。」

バタバタと階段を上りバタンッと力強くドアを開けた。

鞄を置くことなくベッド脇に置きっぱなしにしていた携帯を取り出し電源を入れた。

電源が入るなりセンターに来ていたメールが受信されてきた。

その間の時間を惜しんでかずちゃんに電話しようと「中止」ボタンを押そうとするとメールの件数が目に止まり驚いた。

たった2日間電源を落としていて6件・・・

普段、滅多にメールも電話も来ない私の携帯。

本当にかずちゃんとの連絡手段としてぐらいしか利用していなかった。

カチカチと受信メールを見てみると2通は友達からであとの4件は・・・


『From:峰山 一馬

Subject:Re:

何時でもいいから連絡くれ

―――END―――』


時間はあの電話からしばらくしてからだった。

もしかしたら、電話をくれていたのかもしれない。

そんな淡い期待を抱いた。


『From:峰山 一馬

Subject:Re:

まだ、寝ているよな?

また、昼に連絡するから

―――END―――』


2件目のメールは翌日の朝だった。


『From:峰山 一馬

Subject:無題

携帯壊れているのか?

また、連絡する。

―――END―――』


3件目のメールは夜だった。


『From:峰山 一馬

Subject:無題

今日、家に行くから

―――END―――』


最後のメールにはそれだけが表示された。


気付かないかもしれませんが、一馬からのメールにもちょっと変化がありますよ♪

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