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マリンさんはカタリ村出身

「エリネールさんとてもいい人だったわね。」


リィムが俺の方を向いて言った。

俺もそうだよねそうだよねと言うとまたヒィユが怒った。


「エリクって年上の女性が好きなの?デレデレしちゃってさ。男ってばっかみたい。」


ヒィユがひとりで歩いて行った。

するとヒィユは誰かにぶつかってしまい倒れそうになった。


「あっ...。」


ヒィユが倒れそうになるとエリクが支えた。


「大丈夫か?全く、ひとりで先に行くから‼ケガはないか?」


エリクがヒィユを見ると顔が真っ赤になってた。


「あぁー‼ヒィユお姉ちゃんお顔真っ赤ですよおー。どうしたの?」


エリンがヒィユの顔をじろじろ見ながら言うとマリンさんがからかったらダメよと言い笑った。

ヒィユはエリクからすぐに離れキャッティのところへ行った。


「エリク、あなたも少しはヒィユちゃんのこと考えないとダメよ?」


リィムの言葉がよくわからなかったのでどう意味か聞くと自分で考えなさいと怒られた。


「おまえって本当にバカだな。」


「一番まともだと思ったがソードよりバカかもな。アハハ。」


「おい、今どさくさに紛れて悪口言ったな‼」


「本当のことだろ。」


ソードとザングのやりとりはどうでもいいとして俺はこいつらにもバカ呼ばわりですか。

もぉーみんななんなんだよ‼

俺は少しモヤモヤしながらみんなのあとを着いていくとマリンさんが止まった。


「ここが家ですよ。よかったら今日は泊まっていってください。どうぞー。」


マリンさんの声にエリンも真似して泊まってけー、どうぞーと言った。

エリンたちの家はかまくらみたいなドーム形に煙突があった。

中へ入ると外で見たときよりもかなり広くとても涼しかった。


「くつろいで。今簡単だけどご飯作るわね。」


俺たちはお構い無くと言いソファーに座った。

すぐにご飯が作られみんなでいただきながら話をした。


「カタリ村はあたしたちも行ったことあるんですよ。」


今日マリンさんとエリンはカタリ村に行ったので俺たちも行ったことあると話した。


「おじいちゃんに逢うの初めてだったんだ。」


エリンが言うとマリンさんが


「実はわたしカタリ村の出身でエリンのおじいちゃん、わたしからしたらお父さんとはこの子が産まれる前にケンカして出てきたの。」


でも久しぶりにお父さんから連絡があってエリンが逢いたいと言ったからカタリ村へ行ったらしい。


「なんでケンカしたの?親子ならケンカしてもすぐに仲直りしなきゃ。いなくなったらごめんねも言えないよ。」


キャッティが言った。

俺たちはキャッティの言葉がとてと響いた。


「その通りね。お父さんとはカタリ村を出たいと話したのが始まりよ。」


と言いカタリ村は昔から若い者がどんどん他の街へ行き人が減っていった。

これは俺たちも知っている。

人がいなくなって俺たちが訪れたときはおじいちゃんたち3人だったから。


「お父さんは少しでも若い者たちをカタリ村に残してここを無くさないようにいろいろ活動してきた。」


でも家はボロボロだし子育てや働くには厳しく出ていく人が続いてとうとうマリンさんも勝手に出ていったらしい。


「そして最近お父さんから急に手紙が届いて。」


俺たちに手紙を見せてきた。


<マリン、元気か?新しい街には慣れたかい?ワシは今でもカタリ村にいる。

ついこの間とても素敵な旅人たちに逢って村を良くするために手伝ってくれたんじゃ。

その子たちを見てたらマリンのことを思い出してのー。もうカタリ村に住めとは言わん。

じゃがたまには顔を見せておくれよ。>


「それじゃ。体に気を付けて。お父さんより。」


俺が読み上げ終わるとマリンさんがこれを読んでお父さんに逢いに行かないと思ったらしい。


「それでね。あなたたちを見たときもしかしたらお父さんが言っていた旅人なのかなと思ったわけよ。」


マリンさんがお父さんとまた逢えたのは俺たちのお陰といい少しでもわたしも役に立てたらと言ってくれた。


「あら、嫌だ。話しすぎたわね。みんな疲れているわよね。ご飯出来たしたくさん食べて今日は早めに寝るといいわ。」


そう言われマリンさんの手料理を頂き寝る場所も用意してくれた。

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