王家の子供
「それで?リィムちゃんはなんで私たちを探してたの?」
ヒィユが聞いてきた。
もちろん俺も聞きたかった。
リィムはここではと言うのでとりあえず食材だけ買って詳しくは家で話しましょうと言ってきた。
俺たちは急いで食材を買い家が立てられる場所を探し立てた。
でも街に急に家を立てたら怪しまれるので妄想で立てて妄想でその家の存在を消した。
家に入りさっそくリィムは話し出した。
「さっきも話した通りあたしたち旅に出るの。それで実は二人にも着いてきてほしくて無理なの承知でお願いしにきたの。」
リィムは二人にそう言った。
それは無理な話だろうなと思った。
だって二人は王国の子供。二人がオッケーしても王様がオッケーと言うわけがない。
俺は黙って話を聞いていた。
「どうしたんだよ、いきなり旅に出るなんて。理由も言わずにそんなこと言われてもな。」
ソードは困惑していた。
「リィムちゃんが理由もなくそんなこと言うわけないでしょ。理由を聞かせて?」
ヒィユはリィムに優しく言った。
俺はリィムがどこまで言うのか気になった。
妄想使いのことを話すのか。
「実はエリクがこの世界の人ではないみたいで日本って国から来たみたいなの。それでこの世界にはまだ見たことないところがあたしたちにもたくさんでしょ。それを一緒に見てみたいなって思ったよ。」
リィムは本当の理由を言わずに俺のことを使ってスラスラ話す。
おいおいリィムさん?君よくもまぁー。と思いながらも二人の意見を聞くことにした。
「エリクはこの世界の人ではないのか?通りでなんか違うと思った。確かにいろんなところに行ってみたい気はするがそれだけの理由だと旅は難しいな。」
ソードは悩んだ。
でもそんなソードはよそにヒィユはとても目をキラキラさせて答えた。
「素敵。私パパやママの言うことだけで生きて行くなんて嫌。最終的には王国を継がなきゃだけどそれまでは私のやりたいことをしたい。私も行きたい。」
まさかヒィユの方から行きたいと言うとは思わなかった。
でも確かに決められた将来なら今のうちに自分のしたいことをしたいのはよくわかる。
でも自分の立場を考えてるソードの気持ちもわかる。
それを思うと二人とも大変だと思った。
「俺はそう言う立場ではないから無責任なこと言うなと思うかも知れないが王家の子供だからって自分たちのやりたいことまでも我慢しなきゃならないってことないと思う。」
やべー。余計なこと言っちゃったな。
そんな事を思いながらも言わずにはいられなかった。
「エリクにはわからないよ。俺たちの立場が。ヒィユわがままを言わないで。子供じゃないんだから。」
ソードは冷静に答えた。
顔も良ければ中身もしっかりしてるなんて、なんて不公平な世の中。
「で、でもいつか王様になるならもっといろんなことをたくさん知っておくべきだと思うよ。自分たちのまわりの街だけでなく世界は広いんだから。」
俺はムキになり言ってしまった。
意外なことに俺の言葉を聞いたソードは確かにと言う顔をして少し考えさせてくれとまで言ってくれた。
別にみんなでどうしても旅したいとか思って説得してやろうとか思ってなかったんだけどな。
でもこれでリィムのためになるならいいかと思った。
明日までに返事をくれると言うことで今日のところは帰っていった。