パートナーロスト
草原の真ん中らへんまで歩いていたところに最初に見た大きな生き物がいた。
「あれがモンスターか。」
だんだんと近づいてくるモンスターに不覚にもびびってしまった。
そんな俺を察したのかリィムが俺の前に立ち両手をモンスターに向けフレッシュレモネードと叫んだ。
なんだ。その美味しそうな名前は。
そのときリィムの手から何やら光の光線みたいなのが発射されモンスターは吹き飛んで行った。
「今のが妄想の力?」
吹き飛んでいったモンスターを見つめながら呟いた。
「エリク、また新しいモンスターが。しかも3体..妄想してー。」
リィムが珍しく叫んだ。
俺はなんでもいいから妄想してみた。
最初に妄想したのはスロット関係だったからまたスロット関係のことを考えよう。
そうだ。ベルだ‼
「スリーベール。」
そのときモンスターの上から巨大なベルが落ちてきて三体のモンスターを覆い被さり大きな音をゴーンゴーンと鳴りベルとモンスターが消えた。
「エリク凄いじゃない。三体ものモンスターを一人で倒すなんて。妄想の才能があるわ。」
無事に妄想が発動出来たのとリィムに褒められたので安心し俺は腰が抜けてしゃがみこんだ。
「エリク大丈夫です?」
ふわふわと飛んでコリンは心配そうに話かけてきた。
「はい、どうぞ。」
初めてあったときのようにリィムは手を出し俺を立たせてくれた。
「ありがとう。せっかく倒したのに俺カッコ悪いわ。」
リィムとコリンは笑って今のうちに行こうと言った。
またすぐにモンスターが現れたらどうしようと言う不安と自分の情けなさが身に滲みた。
そのとき俺の後ろを誰かが歩いてきた。
ふと振り替えると。
「よっ。」
と言って手をあげた。
「誰だ。おまえ。」
良く見ると俺が良く打つ台に出てくるヒロインのペットのキャラクターに似ていた。
まさかと思い名前を呼んでみた。
「ロスト?」
名前を呼ばれてその生き物はぴょんぴょん跳ねて俺に抱きついてきた。
「やっと呼んでくれた。ずっと待ってたんだよ。」
そんな俺たちのやりとりに気付いたのかリィムとコリンは近づいてきた。
俺は今の状況を良く理解してないがとりあえず二人に紹介した。
「ってなわけで俺にもパートナーができた。」
リィムとコリンは喜んでロストも一緒に旅をすることになった。
コリンとロストはすぐに仲良くなり楽しそうにしていた。
「コリンちゃんにもお友達が出来てよかったわ。きっとコリンちゃん自信も寂しかったと思うから。」
リィムが二人を見つめながら言った。
妄想のことを誰にも話せなかったリィムにとってコリンは唯一の生き物。
そんなコリンも話せる相手遊べる相手はリィムだけだから俺もロストをパートナーに出来て二人が仲良くなれてよかったと思った。
そんなこんなでリィムが話していたオートエスカにたどり着いた。