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どうにかこうにか転生した模様

どうも、芒です。

文章に誤字脱字と突っ込みどころ満載な所がありますがそれでも構わないなら読んじゃってください!

誤字脱字報告受け付けております。

「今日もハットトリックとかさすがエース」

「お前らとは練習量が違うんだよ。毎朝20㎞走ってみろ、すぐにこうなるから」

「……ちょ、お前そんなことしてたのか?道理で速いし、スタミナあるし、カッコいいわけだ」

「ありがとよ」

「褒めてねーよ」

 そんな悪友との部活終わりの会話。

 俺は所謂“リア充”と言う奴だ。

 彼女はいないが、今の生活に何ら不満もないリアルが充実している。

 後もう少しでサッカーの夏の大会が始まる。

 この大会で優勝できたら、気になってるあの子に告白してみようかな、なんて思う。

「誰だよ、こんな所にボール置いてんの………んじゃ、ボール片付けとっから先上がっとけよ」

「あんがとよ」

 悪友は丁度目の前に入ったボールを持ち上げ、体育倉庫へボールを運んでいく。

 一回着替えて、シャワー浴びよう。

 そんなことを思いながら部室のドアを開けると、中央のベンチにこの部の奴ではない、巨体の男がいた。

 その男は俺を見ると…

「おまえが、お前が、お前が僕の学園ラブコメを壊したんだぁぁぁぁぁぁぁ!」

 意味不明の声を上げ俺に何かを刺した。

 ―――――包―――丁――?

 なんだか胸のあたりがすごくアツイ。

 なぜか口の中から血が流れる。

「ぼ、ぼくは悪くない、ぼくは悪くないんだ、わわわわ悪いのは全部、全部お前なんだ!」

 そう言ってデブは部室を飛び出て行った。

 ………意味が分からねぇ、俺の人生こんなにあっさりおわんのかよ。

 彼女にまだ、告白してねぇんだぞ、俺―――――


 最後に見えたのは、駆け寄る悪友と片思い中の彼女だった。






――――――――――――――――――――――――――――――――――――





「ここは………?」

 どうやら、どこか病室。

 俺、生きてたのか?

 確か、あの刺された位置って心臓のあたり……

 そう思い、手を動かしてみる。

 ……?

 ほんの、ほんのわずかな柔らかさが掌に。

 ぬ?これでもサッカー部エースだぞ?胸筋はそれなりにあったとしてこんな感触じゃなかったはずだ。なんだか、この感触……触れてはいきない何かを感じだ。

 ……はははっはは、あれ股間の物がない。

 体を起き上がらせてみれば、明らかに低く感じる視界と、それを遮る長い髪。



 ―――――――――女に、なっている……だと!?





 俺が起きた直後、すぐに医者が出てきてすごく驚いてた。

 なんでも一年近く植物状態だったとか。

 そして、健康診断を受けても筋肉が長い眠りの間に衰えているだけで他は何もおかしい所はなかった。

 でも、この少女には似合わない大きさの切り傷が、左の二の腕に大きくあることぐらいか。

 どうやら、こん睡状態の女の子に俺は憑依か、何かをしたらしい。

 おかげで何も答えられず、うっすらとした記憶はあるものの、答えられず晴れて記憶喪失認定を受けました。

 それから、俺の両親を名乗る2人の男女、それと一人の少女。

 何と言うか美形と美少女でした。

 で、その両親と少女は明らかにこれから遠くへ行きます、って感じの格好で俺を見に来た。

 記憶喪失だと言うと、やはり当然と言うかなんというか、泣かれた。

 記憶喪失は一生このままかもしれないし、戻る可能性もある。けれども、戻る可能性は低いと思う。

 曰く、俺はこの少女の双子の妹である。

 曰く、1年近く植物状態にあった。

 曰く、これから海外へと旅立つ。

 つまり、俺は置かれたまんまで祖父母に預けられるらしい。

 何と言うか、この美少女の妹とかどんなスペックだよ。

 そのことに否も肯もできないので、その流れに身を任せた。

 それから2日後に退院。俺の祖父母を名乗る見た目若い夫婦が来てくれた。その後、執事らしき人が運転する車でどこか大きな屋敷へ連れて行かれた。

 色々聞いた話ではこの国で有名な会社、5本指に入ると言う大企業のオーナーが祖父らしい。

 その中の子会社の一つを運営するのが両親。

 今回は海外進出を視野に入れた、仕事の一環で海外の現地へ向かったとのこと。

 そんな難しいこと言っても、お前にはまだ早いか……なんて言われるが、すみません一応精神年齢18歳なんでそこらへん普通にわかります。

 そして祖父母の家に着くと同時に、同い年くらいのメイドさんが世話をしてくれた。1年も植物状態でベッド生活をしていたせいか筋肉がまるでない。その関係で俺は車椅子生活だ。

 どうにか、俺は生きてゆけそうだ。


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