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詩 童話

渇き


雲一つ無い晴天の日。


ボートで湖畔に漕ぎ出す。


水は水底が透き通って見えるくらい、無色透明。


暫く漕ぐと水底から滾々と水が湧き出ているのが見えた。


天にて生まれた水滴が、大地に降り注ぎ染み込む。


染み込んだ水は、大地のエネルギーをその懐に漲らせ、大地から湧き出してくる。


水は空から降り注ぐ光に手を伸ばすように、砂を掻き分け掻き分け湧き出す。


水の中に飛び込み水が湧き出る場所まで潜る。


湧き出す水を暫く眺め、飲む。


胃に腸に心臓に肺に血管に、染み渡るまで飲む。


身体の隅々に届くまで、飲む、飲む、飲む。


渇き切った肉体が満たされるまで飲む。





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― 新着の感想 ―
[良い点] アンマンマンの詩。 初めて目にしました。 興味深く読ませていただきました。 実は私も詩を1編だけ投稿しているのですよ。
[良い点] 大いなる自然のエネルギーが感じられる作品でした♪ 摂取して、しっかり満たされて(*´ー`*) タイトルも中身も、ダークな雰囲気しつつ、でも想像させられるのは自然の偉大さで、水が光に手を伸ば…
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