75. さあはじめよう
「全員傾聴っ!!」
ここは魔王軍の演習場。
いつも通りに厳しくも楽しい訓練タイム、だと思っていた魔王軍の兵士達。
お立ち台に上ったベッチー指南役の厳しい大声にみんながびっくり。
顔にはいつもの可愛らしい微笑みがない。
眉間にシワがはしりで口は一文字に引き締められている。
小さな体なのにふんぞり返って上から目線。
逆らうものは許すまじ。
つぶらな瞳はサンカクになって、そして。
手にもったムチがヒュンヒュンうなる。
厳しく訓練の指示を出すたびに、ピシリっピシリっと地面が叩かれる。
何があったのかわからない。
だけども兵士たちはさとったのだ。
ベッチー教官がご立腹だ!!
誰かが何かヤラカしたのか?
それともお昼に食べたかったデザートが売りきれていたとか?
何があったのかわからない、誰が何をヤラかしたのかわからない!だけど間違いなくなにかヤラかしてしまったに違いないっ!!
「イエッサーッ!!」
全員がカチリと音を立ててカカトを合わせビシリと敬礼。
「さあ軟弱な兵士達諸君っ!きびちいくんれんの始まりだよっ!!」
しばらく掲載が不定期となりそうです
なるべくペースキープなのでノ~ンビリご覧くださると嬉しです




