揺れる鉄骨 もうひとつの鎧の風鈴
昭和51年、日本はオイルショックのあと不況であえいでいた。鳶職である道場圭太はビル建設の鉄骨のうえで汗を流していた。地上30メートルの上から下方の町並みを見おろすと、そこには15年前に飛び出した家があった。見下ろす父の龍吾の家は、高齢化とともに寂れていく町とどうように古びて、隣に建つ龍吾の経営していた土建会社も看板をおろしていた。
建設現場に立つ圭太とは対照的に、老身の龍吾は寂れた家の中で病で伏せていた。
建設現場に立つ圭太とは対照的に、老身の龍吾は寂れた家の中で病で伏せていた。
圭太の見下ろす先にあるもの
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病に臥す龍吾
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鎧の風鈴
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