■3 『空団』天=空
久々の投稿になります。
かなり前に書いていたものです。
私の所属している『大空航空団』には私を含めてメンバーが四人います。
とっても個性的な人達で、私以外は元から面識があった人達で構成されていました。
今日はそんな頼りになる人達を紹介します。
まず一人目はーー
「天か。ちょうどいいところにいたな。シュトルを見なかったか?」
まず一人目はブリッツさん。うちのギルドの頼れるギルマスです。
「えっと、見てないですけど」
「そうか。くそっ!アイツまたフラフラ一人でほっつき歩いているな」
「あはは。シュトルさんらしいですよね」
「全くだ。その自由人な性格が連携にどれだけの影響を与えるのか考えもしないのかアイツは」
「まあまあいいじゃないですか。ところで、シューネさんは?」
「今日も遅くなるそうだ。まあ、シューネは今日本にいないからな。仕方ない」
「そうですよね。でも私はいつも通りで楽しいですよ」
「ううっ天は本当にいい奴だな」
今にも泣きそうになっていた。
私は何にもしてませんよ。ブリッツさんが頑張りすぎてるだけです。頑張るのはいいですけど、少しはサボりましょと言いたいけど、いつも言えないんだよね。私の意気地なし。
「あっまさかしたらですけど、屋上かもしれませんよ?」
「屋上か。またアイツは高いところに登りたがる」
「それがシュトルさんですよ」
私は笑顔で答えた。
するとブリッツさんは肩を落としながらシュトルさんが居そうな場所に赴くのでした。
ちなみにブリッツさんは〈ドラゴニュート〉で、武器はパイルバンカーです。雷みたいな金色と炎みたいな赤色が混ざっています。それからシュトルさんとはリアルでの親友らしいですよ。
ついでにシュトルさんです。
シュトルさんはほとんど本名のままらしく、初代面の私に「私、空風シュトルム」と名乗るほど掴みどころない人です。
ちなみにこの人は〈エルフ〉で、髪色はシュトルムらしく緑をモチーフにしていました。〈エルフ〉特有のしなやかさとか活かさずに空中を剣を振り回して戦うスタイルを取ります。だから称号は『大空の貴公子』何です。
それからもう一人、今は海外留学中であんまり顔を出せていないみたいですけどシュトルさんの実の妹さんがいます。如何やら二人は双子のようで、どっちも天才らしいですよ。カッコいいですね!
ちなみに名前ですけど……
「おはようございます。天さん」
「あっ、今晩はです。シューネさん」
私はやって来たシューネさんに挨拶しました。
シューネさんはサブギルマスのシュトルさんの妹さんです。だから顔立ちも似ています。左腕に装着したボウガンを使うみたいで、髪色は氷みたいな銀色です。クールな感じが実にポイです。
「姉さんとブリッツさんは?」
「あっ、ブリッツさんはシュトルさんを探しに行きましたよ」
「そうですか。私も行った方がいいですかね?」
「多分ですけど」
「ですよね。わかりました」
「はい、いってらっしゃいです」
私は手を振ってシューネさんを見送りました。
シューネさんはきっかりしている人でブリッツさんタイプです。本当は忙しいはずなのに、ちゃんと顔を出してくれるまめな人です。いい人です。
本当に皆さん素敵な方達です。
えっ?私ですか。私は天です。天と書いて天って言います。よろしくです。