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第9話 変態にロックオンされたら、悪寒がほとばしった。

二本立てだよ

 


 三千人の中から三人の現代ゾンビを探す修行を始めて、三日が経った、精神と時の〇で三日経ったのだ。外の世界だと何日経ったんだろうと、思っているとちょうど黒夜が部屋に入って来た。


「おーい。貴洋ー。流石に一匹くらいは見つけれたか?」

「全くだ!何もわからない、四十回くらい殺されかけたけど、その度に直ぐ消えやがってどこ行ったかわからない」


 そう言った貴洋に黒夜がまた、言い忘れてた!と叫んだ。


「一回姿を現した現代ゾンビは別の人になって、再スタートだ。忘れてた」

「あーやっぱりなお前のことだからそんな気がしてたよ、昔の俺なら吠えてたぞ。そういえば外では何日経ったんだ?」

「外では三分だ、まぁ気長に気配を感じ取る練習をするんだな」


 たった三分しか経ってないことに驚き、この調子ならそのうち気が分かるようになるなと簡単に考えていた時、悪寒が走った!


「うぁー!なんだ今の、すげー変態な気持ち悪い奴にロックオンされたみたいな感覚があったぞ!」

「遂にプレイボーイに勘付かれたんじゃないか?まぁ此処に辿り着くまではまだ時間があるだろう」


 そんな話をしながら小休憩を終え、修行を再開した時それは起こった。


「そこだ‼︎分かる分かるぞ、これでまず一匹!残り二匹の場所も手に取るように分かるぞ。あの変な悪寒と同じ気配がするぜ!」

「やはりプレイボーイの気だったか、早急に次のステップに進む必要が出て来たな」


 こうして、敵である変態野郎のおかげで、次のステップに進むことができるという、複雑な気持ちで第二段階の修行を終えるのだった。

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