第42話 魔法vs人外身体能力vs歴戦の覇者
戦ってるよ。ある意味
それは、貴洋と辰のカーチェイスが始まってからしばらくした頃だった。
ピピー!
「先輩!反応がありました!2台の車がすごいスピードで登って来ます!」
そう言ったのは若い警官だった。
「おっ!来たか!コイツらも運が悪いな!いつもならこのスピードの車には対処できないが今日はあの方がいる!」
「そうですね!早速連絡します」
そう言って若い警官が無線を入れる。
「五分後、旭さんの所を2台の車が速度超過で通過します!お願いします!」
「了解」
短い返事が入った。
「渋いですね!やっぱり」
「俺達の理想の先輩だな!」
こうしてカーチェイスに新たな敵の参戦が決定した。
「どうした辰!コース取りが怪しくなってるぞ!」
「ヒャッハー!こっちのセリフだ!ブレーキ踏みすぎじゃねぇーか?」
そうしてると後ろからサイレンが鳴り響いた。
「前の2台止まりなさい。逃げ切れると思うな。」
「ヒャッハー!俺達の勝負に水を差すってのか⁈付いてこれるもんなら付いてこいよ!」
「捕まえれると思ってるのか?俺と辰は伝説になるんだぜ!」
辰はわかるが、貴洋も完全に犯罪者になっている。
「私はこの山を知り尽くしているんだ。そのスピードでは3個目のカーブで谷底だぞ。悪い事は言わない。止まりなさい。」
旭の冷静で低い声が山に響く。
「ただの人間じゃねぇーんだよ!1個目のカーブクリア!」
「ヒャッハー!こっちは普通の人間じゃねぇーんだよ!2個目クリア!」
「すぐにブレーキを踏むんだ!死にたいのか!」
冷静な旭が声を荒げる。
「魔法で空気抵抗を操作!曲がるぜ3個目!」
「ヒャッハー!木にロープを引っ掛けて腕力で曲がるぜ!」
「なんて奴らだ!久ぶりに熱くなっちまった!」
魔法や現代ゾンビの腕力で無理やり曲がった2人に対して溝にタイヤを落とすという例のテクニックで曲がった旭。2人につられて熱くテンションが上がっていた。
「来いよ辰!ポリ公のオッサン!勝つのは俺だ!」
「ヒャッハー!負けねーぞ!」
「オッサンじゃない!旭だ。この道の終わりで必ず捕まえる!」
こうして1人増えて3人の熱い戦いが最終局面を迎えるのだった。
「た、貴洋!落ち着け!ユウナはもうダメだが、サクラと柊も付いてこれてないぞ!」
ユウナに催眠の魔法をかけ眠らせた黒夜が叫ぶ。
「貴洋君も男やね、」
「貴洋くんサクラは付いていけないよ。黒夜様私も眠らせてください」
男の世界はいつも上手く伝わらないのだった。
感想ダメ出し待ってます。




