第23話 主従契約とか私気になります!
はぁ、
すっかりと拠点になってしまった、宿の一室で四人は今後について話していた。ユウナの父は帰りました。
「とりあえず仲間が一人増えたってことでいいんだな」
「信用はできないけどな」
そう言う貴洋と黒夜にサクラが言った。
「信用できないなら主従契約します?」
「こちらとしては有難いが、そんな簡単に契約して良いのか?私なら契約魔法も使えるがコッチにメリットしかないぞ。」
サクラの言葉にそう返す黒夜。
「サクラにもメリットはありますよ。クソ兄貴を殺せる確率が上がるじゃないですか。それに大魔導士の黒夜様の仲間になって、勇者二人と共に悪魔のボスを倒せば元の世界でも不自由なく過ごせそうですし」
自分だって色々考えてるんですよ。と胸を張るサクラ。
「契約は簡単なのか?それで戦力が増えるならそうしよう」
「簡単だ。お互いに主従になると認めて魔力をあわせれば終わる。魔力を合わせるのに契約魔法を使うんだ。だから私以外の貴洋かユウナに契約してもらうことになる」
そう言う黒夜にユウナが
「なら私がしましょう。コイツが契約したら変なことしそうですし」
ナチュラルに毒を吐いてくユウナ。
「ユウナちゃんはやめといた方が良いと思うよ。悪魔の血が流れてるサクラと契約するときは、サクラより魔力が上じゃ無いと主従が逆転しちゃうから」
そう説明するサクラ。
「なら、俺しかいないな。魔力で負ける事は有り得ない。やってくれ黒夜」
少し嫌な顔をしながら黒夜は
「しょうがないから。貴洋変なことするなよ、一応契約に禁止事項を追加しておくかな。内容は秘密だ。違反したら私に分かるし激痛が走るから注意しろよ二人とも」
そう言って契約魔法を展開する黒夜
「お前達は俺を何だと思ってるんだ?」
そう言って魔力を流す貴洋。
「初対面の美少女の肩を掴んで叫ぶ変態さんだと思ってるんじゃないですか?」
そう言って魔力を流すサクラ。
二人の魔力が混ざり一枚の契約書が出来た。
「これは私が持ってるからな。全てが終わったら破棄する。それで良いなサクラ?」
「ハイ!良いですよ。全てが終わったら元の世界でちゃんと私が協力したって公言して下さい。悪魔なサクラもそれで少しは過ごしやすくなります」
取り敢えず新たな仲間を手に入れた貴洋達。
「2日後にくる現代ゾンビはどうしたんですかね?黒夜様が気配を間違うわけもないですし」
そう言うユウナにサクラが
「それなら、ついさっき引き返して行きましたよ。どうやら偵察だけみたいですね。変態兄のお気に入りが来てました」
「何で早く言わないんだ⁈逃したのか?」
「サクラの敵はプレイボーイだけです。その犠牲者の現代ゾンビは倒せません」
これは癖のありそうなやつを仲間にしたなと思う貴洋、残り二人も思ってる事は同じようだ。
「プレイボーイに情報が渡ってしまう以上、ゆっくりしてられないな。こちらから攻めるぞ」
「そうですね。修行の成果見せてやりましょう!」
「サクラも力を貸しますよ!自然に溶け込んでいようと見つけてみせます!」
「よし!行くぞ!俺の栄光勇者ライフの幕開けだ!」
と叫んでポーズを決めていると申し訳なさそうに、女将さんが
「夕食の支度ができました」
と入ってきた。
「飯を食ってから行くか」
「そうですね」
「お肉がいいなぁー」
と女子三人。
「しまらねぇー!」
と若干カッコいいポーズのまま叫ぶ貴洋だった。
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