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the number  作者: ニイナ
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現在 3

20万人だそうですね。トランプ氏の就任式の参列者。オバマ氏が150万人だそうです。日本に駐在しているアメリカ軍の駐在費用を、日本に払えとトランプ氏が言っていて払わなければ軍を撤退すると言っているらしいです。

世界の全てを悟ったとしても、喜怒哀楽を感じる事が無いわけではない。嬉しい言葉、楽しい出来事、悲しい扱い、対象への怒り。たとえ人間が神と呼ぶ者が実際に居たとしても、その神でさえ感じる物だと思う。私が神だとか、悟っているだとか言う事では無く、命あるもの皆感じる事だと言う事だ。表すか表さないか、異種間での相手の感情を理解できるか出来ないか。そういう物だと思う。

同じ出来事を繰り返し体験したとしても感じる物はその時の心の状況、環境によって受けるものが常に変わり続ける。不変的な物等ない。腹立たしかった物が毎日の生き甲斐になる事もあるし、その生き甲斐が鬱陶しく思う時が来る時もある。今私は日頃抱いていた怒りの対象が毎日の生き甲斐になっている。毎休憩時間、廊下に出ると奴らが私を追い掛ける。やはり体育会系なのか、いわゆる頭も筋肉で出来ていると言われているそのもので、人数がいるにもかかわらず、まとまって追いかけて来る。それについても良い加減気付けよと思うが、面白いので、ある程度速度を落とし馬の前の人参の気持ちに成り走るのだ。そんな事を繰り返していたがあるきっかけでそれが無くなる事になる。この楽しき日常の事の発端の≪部員≫が野球部を辞めたのだ。原因は解らないが辞めた途端に私に繋がる因縁が無くなり、プラス目が覚めたと言おうか、そもそも私を追い掛ける理由それ自体が彼等には無かったのだろう。それからは私が目を向けたとしても暖簾に腕押しの様だった。また以前の日常に戻ったが寂しい気持ちや、悲しい気持ちにはならなかった。通常の心が1だとして、彼等との日常はプラス1でそれが無くなってまた1になっただけでマイナス1にはならない。いや、マイナス1にはなったがそのマイナス分に付加される感情は一つもなかった。その後辞めた部員は髪を暗めの赤に染め、制服のズボンが幅広くなり、いわゆるグレたという奴だ。それから彼は学校にも来なくなる。何故だかあの日常が無くなった時には感じなかった寂しさをこの教室の空席を見て感じた。

名前も知らないのに。知ろうともしないのに。知る術は幾らでもあるのに。私はその後も今その彼から連絡が来ているその瞬間も名前を知りたいとは思わないのだ。それなのにただ「暇だ。」とだけ返事をする。

狩野さんは多分純粋というか何も考えて居ないんだと思います。ですが加藤紗里さんの関係者が凄く力のある人で、その人の根回しだとしたら本当に怖いですよね。

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