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やっと未知との遭遇 



人間パニックになったら何をするかわからない。



携帯を開きミクシ〇でつぶやくか・・ツイッ〇ーでつぶやくか…

ヤ〇ー知恵袋で相談するか… 

千尋は真剣に考えてた。


「玄関先が広間になってました。ドアスコープを覘いたら紫の目がありました。

 どうしたらいいでしょうか?」


どうもこうもない。


「貴女はイカレテます。病院をお勧めします」


そんな答えがきて終わりる。



だがそれをすることはかなわない。

携帯を開いたら 圏外 になっていたのだ。

家の中ではトイレ以外3本バリバリたっていたのに…

本当に・・この家に何が起こっているのだろうか。

いつも暮らしている部屋なのに 

私と部屋以外・・・何かがおかしい。おかしすぎる。



ああああああああああああああああああああああああああああああああ

もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

わけわかんない!!!!!!!!!!!!!






女は度胸!!!!なるようになる!!!





千尋の頭は完全にキャパシティーオーバーになっていた。

なにかが急にふっきれた。メーターいっぱいふりきってしまった。

まるで深夜にちょっとお酒を飲んで

余計なゲームをネット通販でノリでうっかり買ってしまうようなテンション

朝起きて後悔するあれと一緒である。


彼女はこの後の行動をやっぱり後日後悔したりしなかったりする。






もう一度玄関にゆっくり近づき 音を立てないようにドアスコープを覘く。


 良かった・・・ 目はない。


ふぅと深呼吸して ゆっくり外を眺める。


やっぱりダークブラウンを基調とした広間 

右奥に大きな窓があり、左壁の方には本棚

あまり良くは見えないが なんとなくそれは認識できた。


人・・の気配は・・・なさそう?


あのバイオレットの瞳は・・なんだったんだろうか。


もう 立ち去ってくれた?


さっきの大きい音が気になる。

玄関を破壊されてでもしたら恐い・・・


ちょっと外を確認したいな…


ちょっと、ほんの少しだけ…




千尋は ドアチェーンを付けたまま ゆっくりそぉーっと玄関を開いた。



「ガシッ」「ガンッ」 2つの音と共に 

ドアの中心あたりに手が掛けられ 下の方は黒いブーツみたいなものが挟まれていた。





「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい


 めっちゃ驚くって!!!心臓止まるわっ!!!殺す気か!ばか!」



きゃああああ などと可愛い悲鳴は口から出ない代わりにそんな言葉が出ていた。



反射的、必死にドアを閉めようとしたが、開けようとする力の方が強い。


「おい お前・・は・・・」


その言葉に反応して ドアの隙間を見ると

そこには 銀色の髪 グレーかかった青い瞳 

今まで見たこともないような美男子と目が合った。


全体像が見えるわけでもないのに ほんの少ししか見えていないのに

「美男子」とわかる整い方


それは自分の世界の人間ではない…となんとなく思ってしまった。




今まで拒否してきた思考。


まさか…トリップ?


いあいあいあ。勘弁してよ

無理だ そんな設定 無茶ぶりもいいとこだ。


うん。違う。トリップなんかじゃない!!!!!

そんなわけあるわけないじゃんw 


ちょっと顔が整いすぎてて ナルシスト入ってる人のコスプレだってw

きっとそう!そうに違いない!! そうじゃなきゃ困る!


正直、無理な設定ではあると思うが そう思わずにいられない



だがしかし 千尋は気付いてしまった。



ドアを押さえている手

細く長く白く綺麗なその指は 6本あった。



見なきゃよかった・・・・そんなとこ・・・・











ダラダラして進まない。ごめんなさい。

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