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お気に入り登録ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです。

ワイワイ ガヤガヤ ドタバタ





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何事デスカ?







今日はもう何があってもいい加減驚かない!!くらいの気持ちはあった。


玄関先は知らない場所で ドアを開けたらイケメン様で

異世界だとか言われ 呪いを聞かされ


その上襲われかけた。


もう充分でしょ?



女は度胸!なんて言い聞かせたけどね…


開き直るのも限度ってもんがあると思うの。





・・・・・・・・飲んじゃおっかな?




私がキッチンで包丁を握った時

玄関の方で音がした 気がした。

DVDの音が大きくって 良く聞こえなかったけどね。


?となった時には


ワイワイガヤガヤドタバタ・・と 人が入ってくる気配 

複数かよっ!!!!


ニサリ1人でも勝てるかどうかわかならい状況なのに

これ以上増えますか・・・・・

勝手に入ってきやがりますか・・・・



もう・・・マジで 飲んじゃおっかな。



自宅なのに 大好きな自室なのに・・・

こんなに家に居たくないって思うことがなかったくらい


今 ここに居たくない! 


肉体的に無理なら精神的にだけでも


酔っ払って意識飛ばしちゃダメですかね?


その間にニサリに襲われかねない危険性はあるからそんなことできないけどさぁ

襲われないで済むのなら この場でキッチンドランカーになってやるのに!!!!

意識飛ばす事ができるなら、料理酒だって飲んでやります。


そうちょっと人がやさぐれ始めた時 ニサリが玄関へ向かっていた。


DVDの音量をかなり小さくおとす。

でもまだやっぱり消さない。

あまりに非日常的なことがわんさか襲ってくる中で

画面の中の(一方的に)見慣れてる彼ら達だけが心の寄り所みたいな状況になってる。


彼らの前で襲われたり 誰かを刺したり誰かに刺されたりなどとするもんか。

キッチンドランカーになったりもできない。そんな姿見せられない!(見えないけど・・・

(一方的な)想いだけど・・・好きってすごいな・・・・



「萌え」って 偉大!!!!


心の中でそう唱えながらガッツポーズを決めつつ


ニサリを後を追うように玄関へ出向いく。



そんなに広い家じゃないから・・別に出向かなくっても

会話聞こえてくるけどね・・・・・・。

家に上がりこむ前に 玄関先でその騒動を留めたい・・と心底願った。





「だぁーかぁーらぁー 靴は脱ぎなって!」

「ぬ。なぜここでは魔術が発動しない?」

「ねーこれなにー?」

「狭すぎる場所だな・・・・剣を抜かせにくくする為か!!」

「靴脱がないと 怒られるよ?」

「ふぬ・・魔術の効かぬ空間か・・興味深い」

「うわっ なにこの部屋 箱がいっぱい。倉庫?」

「貴様ら!油断するなよ・・魔術も効かず剣も抜きにくい場所だ・・戦い難いからな」

「ちょ、狭いんだから順番で靴脱ぎなよ。」

「ねーねーこれ開けてみてもいいのかなあー?」

「脱いだ靴は、持ち歩くのか?」

「そこ置いといていいみたいだよ」

「置き場所などないではないか」

「ケイトの靴だけでいっぱいになるね。」

「足が大きすぎるからな」

「騎士の靴って無駄にごっついすぎるんだよ」

「ふっ なんとかの大足っていうくらいだからな」

「ほう。ジーグそれは俺様に喧嘩を売ってるということでいいんだな?」

「喧嘩なんて利にならないもの売りはしない。事実を言ったまでだ」

「ジーグ!!きさまあああああ 表へ出ろ!!!」

「ケイトだけ出ればいい。無駄に力は使う気ない」




これ・・・日本じゃなくって良かったなあ・・・・


絶対苦情きてるよね。隣近所に菓子折り持って平謝りしなきゃいけないとこだったな。


そのまま外に出て戻ってこなきゃいいのにな。


・・・なんでカギを閉め忘れちゃったんだろう。


面倒臭そうなイケメン×4と対峙しなきゃダメなのかな・・・・。


あいつら皆爆破しないかな。


などと意識がちょっと飛びかけた時




「で、ヤナイ 靴はここでいいのかぃ?」


とニサリがわざとらしく声を掛けてくる


その言葉に反応して残りの面倒臭そうなイケメン×3が

一斉にこっちを見てきた。




「コッチミンナ」



と本気で思ったのは仕方のない事だと思う。
















王子4人衆は協調性皆無です。

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