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情弱の物書きが、note創作大賞2025中間選考を通過した話

作者: はやぶさ8823


目次(別にクリックしても飛ばない)

1.note創作大賞2025、中間選考を突破!

2.選考過程を分析してみる

3.だれに、なにを報告すべきか?



1.note創作大賞2025、中間選考を突破!


 突然ですが、自分が小説家になろうにも掲載している小説「ある魔法使いの副官 — 運命に選ばれなかった者たち —」が、note創作大賞2025の、中間選考を突破しました。

 約69,808作品のなかの、490作品に残りました! なんだよ自慢か? 自慢です!

 こんなときぐらい自慢させてくれ! 


 できたばかりの小説投稿サイトTALES経由で応募しました。


 でもこのnote小説大賞は、読者選考期間というものもあり、スキ(なろうで言うポイントみたいなもの)やフォロー(なろうのブクマみたいなもの)、そしてPVも選考に関わるとのことだったので、「あ、これはダメですね」となって、とりあえず募集要項に沿うように全体を整えて、あとは完全放置でした。


 マジで放置。6月1日から中間選考通過の連絡くるまで、いっかいもログインしてない。


 え、もしかして、ログインしてないあいだに、すごいPV伸びてランキングとか入ったりしたのかな? ってスキップしながら見に行ったら、最初の三話くらいのぞいて、ぜんぶPV0wwwww


 なんの冗談でもなく、まじでPV0! ほんとwwwなんでwww中間選考通過したんだよ!

 だれのどこに刺さったんだよ!



2.選考過程を分析してみる


 草生やしてるだけでは得られるものは何もないので、若干の分析を加えると、自分の投稿した小説が後半PV0だったので、note創作大賞は、少なくともTALES(note運営の小説投稿サイトです)に投稿されたものを直接見に行く以外のかたちで本文を確認し、審査していると考えられます。


 ちょうど、中間選考の結果が発表されるのと時期を同じくして、TALESでインポート・エクスポート機能の実装が発表されたので、そのプロトタイプ的機能を使用し、応募作の本文テキストを抽出、選考にかけたのではないかと思います。


 こうして選考するメリットは、ふるい落としが簡単ということです。まずもって70,000作近い作品が応募されているんです。応募作すべてが応募要件を満たしているとは思えません。


 字数・あらすじの有無・タグ設定(創作大賞は、小説なら部門タグの設定も必須でした)等々、素のテキストの状態で条件を設定すれば、その時点で消える作品があったはずです。


 そのうえで、運営側が通過作品を選ぶうえで重要だと考えている要素を絞り込み条件に加えるのです。


 小説部門にかぎれば、それは「完結」しているかどうか? だったのではないかと考えます。

 ざっと見た限り、小説部門だけを見ると、完結率は九十パーセントを越えているのではと思います。


 応募要項に「完結していること」という条件はないので、一部完結設定にされていない作品も通過していますが、通過作の完結率の高さを見るに、これはかなり確度の高い条件と見ることができます。


 自作に限って言えば、読者応援期間があるという話を知った時点で、通過はないだろうと確信したので、応募のための条件をまとめて、フェードアウト決定だなとなったんですが、仮に見に来てくださった人がいたときに、半端なものを読ませるわけにはいかないと考えて、完結作として投稿しようと決めていました。


 まさかこの諦めの行動が功を奏したとは思いもよりませんでしたね。完結作として切りをよくしたかったので、なろうでは三章のはじまりとなっている話を、二章の終わりに持ってきて、それを最終話としました。「これから戦場編がはじまるぜ!」みたいな感じにしたんです。


 TALESのランキング上位にいる作品が通過せず、自作のようなPVもスキもないような、本来なら見向きもされない作品を通したということは、ある程度絞り込まれた後は、ちゃんと読んでいただけたのではないかと思います。

 

 TALESはもともとnoteの系譜ですから、なろう・カクヨムで隆盛をほこるジャンルとは別の作品を残そうとしているのかもしれません。


 ランキングを重視して選考をした場合、それは難しいので、ランクやPV数はそこまで参考にしなかったとも考えられます。

 なろう、カクヨムで人気作にはなれないと自覚のある書き手には、note創作大賞はねらい目となりそうです。


 あと、note創作大賞はエッセイ部門の応募がすごく多くて、小説はそこまで数はないうえ、部門ごとに分かれています。ファンタジー部門に限って言えば、最終的に千作ちょいくらいのなかから選ばれたのではないかと、冷静に分析しています。自慢ですって言ったけど、そこまで浮かれていない。


 TALESは今年できたばかりのサイトで、発表媒体がnoteのみのときより小説が投稿しやすくなっているので、来年以降はどうなるかわかりません。

 でもランキング重視には、ずっとならないんじゃないかな?


 このTALESという、noteが運営している小説投稿サイト、とにかく読みあいがすごく多いのです。カクヨムもそうですが、スキをだれがしたかも、フォローをだれがしたかもぜんぶ作者に丸見えなんですよ。


 だからみんなスキをくれた人のところに読みに行くし、フォローくれた人にフォロバしたりするんです。ロビー活動めちゃくちゃ重要です。


 読みあいは素晴らしいと思いますよ。自分もなろうでもカクヨムでも、適当に読むもの探していて、「いいもん読ませてもらった!」と思ったときは、人気作かどうかにかからわず、星つけるしブクマもするんだけど、相手にそれが通知されるとなると、めちゃくちゃやりづらくない?


 ほんとうにフォロバとかいいんすよ、金が払えないんでかわりにお布施しているだけなんです! って気分なのに、むこうの人は「あ、フォロバしなきゃ」とか、「読みに行かなきゃ」って、圧感じてると思うと、マジで消え去りたい。


 自分は繊細な性格などではなく、だいぶ適当に生きている人間です。「どうしよう」から「まあいいか」が早すぎると、万事において人に言われます。しかし適当だからこそ、ちゃんと生きている人たちが心の中でなにを考えているか、すごく気になります。


 だから小説家になろうは居心地がいいです。宣伝、苦手なんですよね。


 関係ないことを書きましたが、note創作大賞が小説を選考するとき、ランキングを重視しだすと、先達のなろうやカクヨムとの差別化ができなくなるでしょうね。だからこそ、過去の実際の受賞作も、ミステリーやホラーが多いのでしょう。



3.だれに、なにを報告すべきか?


 ちなみに、小説部門で中間選考突破した人たちが、続々とXやnoteで、「選考突破しました!」「読者の皆さんに感謝!」とやっていたんですが、自分はなんもやんないで、最初の週末をスルーしそう。

 

 だって読者いねーもん。PV0なんだよ! ずっと!!!! 礼を言う相手がいねーじゃん。

 Xのアカウントも持ってるけど、ニチアサの実況しかしてない。


 毎週日曜の8:30~10:00のあいだだけ、数百のポストを送り続ける、やべーアカウントです。ナチュラルに運営からスパム扱いされて、常にサイレントBan(SB)状態です!


 もう解除するのもめんどいんで、放置してます。

 でもサイレントBanのあいだを縫って、一瞬浮上したときファイヤキャンドル役の三本木さんにいいねもらったことはよい記念です。 


 そんなところで「通過しました!」とか言っても誰も見ないし、そもそもTALESに読者はいない。少なくとも、中間選考を通過する前の状態では。


 なら、どうしてなろうにこのエッセイを書こうと思ったかというと、なろうの「ある魔法使いの副官」に関して言えば、ブクマしてくれた人も一桁だけどいるし、評価してくれた人もいます。


 こんなところで書いてもその人たちが見てくれるかわからないけど、可能性があるなら書くべきだと思ったんです。


 完結したあと、何日かかけて最後まで読み切ってくれたと思われる人もいました。


 小説をうまく書けたと思ったことはありません。


 でも、タイパコスパが重視される世の中で、金より貴重な時間を使って自作を読みに来てくれた人に、「こんなものに時間を使ってしまった」という後悔だけはさせまいと思ってきました。

 

 はやりのテーマでもないし、おもしろくなる保証もないのに、よく読んでくれたよ。ポイントもランクも、なにもかも貧弱なのに。ありがとうございます。


 自分は、書いた小説を読んでほしいという願望は狂おしいほどあるが、書いた人間がどんなやつか知ってほしいという欲望は、ほぼないです。


 いい人間じゃないし、おもしろみのある人間ではないので、知らない方がいいと思う。他人の書いた小説は、作者が気になったりはするんだけどね。ネタに走らないこんなエッセイを書こうと思ったこと自体が、けっこうな成長です。


 創作大賞で、過去、ファンタジー部門から受賞作が出たことはありません。それでなくても、自作がなにかの賞に選ばれることはないでしょう。

 でもいい記念になりました。


 ありがとうございます。

 

 あ、TALESに載せている「ある魔法使いの副官」と、なろうの同作では、若干、話のならびがちがったり、起きている出来事はいっしょなのに、視点人物が変わったりしている話があります。


 視点人物を変えたために、見えているものが変わって、ほぼ別物になっている話もあります。


 気が向いて読もうと思ってくれた人は、まあどっちを読んでもあんまり変わりません。お好きな方でどうぞ。



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