宇宙とかいうキラキラネーム
こういうのを書くのは初めてですがお願いします!
人によって合う合わないはありますが
興味を持ってもらえると幸いです!
「私たち絶対結婚しようね!!」「もう……わかった、わかったから」「約束だよ?嘘ついたら針1000本飲ますからね?」「はいはい、約束ね約束(笑)」
そんな約束を交わしてから10年が経った
――俺の名前は岩崎宇宙。都立聖詠学園に通っている高校1年生だ。
そして「宇宙、早く行かないと遅れちゃうよ!ほら、早く早く!」と俺に馬乗りになって起こそうとしてるのが幼馴染であり向かいの家に住んでいる高校一年生の綾瀬由菜だ
宇宙「由菜、もう起きてるから、もう起きてるからやめてくれ!あとその名前で呼ぶなって言ったよな俺」
由菜「ごめんごめん!つい呼んじゃったよ!私はいい名前だと思うんだけどなー宇宙」
宇宙「だからやめろって、キラキラネームじゃねーかそんなの」
俺は自分の名前が嫌いだ。
昔からよく名前を馬鹿にされていた。ユニバースとか言う変なあだ名まで付けられた。そしてそれが俺は軽いトラウマになっていて、不登校になり気味だった。俺に宇宙のように心が広い人になって欲しいと付けた名前らしいが、今のところ宇宙のようにお先真っ暗である。毎日部屋にひきこもって、昼夜逆転の生活を送っている。親は困っているみたいだが、自分たちのせいだと気づいてないみたいだ。だから余計腹が立つ。だから俺は学校に行かない、部屋から用事以外は出ない。そう決めていた。でも、毎日ウザイほどに由菜が起こしに来るので、高校からは人も環境も変わるしなあ、と毎日頑張って行っている。親も正直に話したら、ちゃんと謝ってくれたので、改名はできないらしいが、反省してるみたいなので許し、前のように昼夜逆転の生活も無くなった。俺の決心はいとも簡単に"由菜"というひとりの幼馴染に破壊された。が、俺は感謝している。
少し不安だったが高校では馬鹿にされることも下の名前で呼ばれることもないので楽しんで送れているしトラウマも少しづつ無くなっている。と、そんなところに
宇宙の母「由菜ちゃん、いつもありがとね。ほら、宇宙も早く支度しないと、遅れちゃうわよ」
と軽いトラウマの元凶である母が起こしに部屋を覗きに来た。そんな母を横目に由菜の馬乗りから上手く抜け出した俺は支度をし始めた。
由菜「私、外で待ってるからね。早く出てきてよ!」とだけ言い残し由菜は部屋を出ていった。
宇宙「全く、あいつは変わらねえなあ。ちょっと乱暴だけど笑……」と支度しながら少し笑っていると、窓から外にいる由菜が見えた。こっちを向いて、早く早くーと言わんばかりに大きく手を振っている。
よし、今日も頑張ろう…と俺は決心して部屋を出ていった。
これは、幼馴染という関係を超えて?と?となって行く物語である。
少しテンプレかもしれませんが
これからの関係に乞うご期待!