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『真理恵さんへ』って言われちゃって……いいのかな??

作者: しろかえで

今週は、“お姉”の『月曜真っ黒シリーズ』はお休みです。


代わりまして“安全安心”??の“しろかえで”がお贈りします(*^。^*)

本当にびっくりした。


机の引き出しに置かれていた……そのルーズリーフを4つに折った“手紙”を開いた時に……



てっきり結菜(ゆうな)花音(かのん)の……いたずらめいた“気まぐれ通信”かと思った。


『そう言えば、最近、お手紙交換とかしなくなったよね』


って話をしたばかりだったから。



でも、開いてみたその“手紙”に並んでいる文字はまさしく!!

この間まで“お隣り”だった浅野くんのもの!!


そう!私は『隣の席』と言う“地の利”を最大限に生かして、字のクセが分かるくらいに……コッソリとカレを見ていた。


これはもう!かなり重度の“片想い”だ。


でも、男女の区別なく気さくなカレに片想いしている女子は私が知っているだけで5人も居るし、ずっと前から“同中”の手塚さんと付き合っているって専らの噂だったし……



でも……


でも!!


『やっぱり!!これ……


ラブレターだよね??』



誰にも見せられないし相談もできないから


自分で自分に問い掛け、自分に答える。



『うん、そうだよね!』


だから……


もう一度読み返してみよう!!


場所を変えて!




。。。。。


真理恵(まりえ)さんへ



従妹から「大樹(たいき)~! まだ告ってないのぉ?! 早くダブルデートしよーよ!」って背中を押されて、放課後の図書室でこれを書いている、かなりみっともない僕です。


あ、ずーずーしく名前で呼んでしまってごめんなさい。


前に真理恵さんが


「オトコの子から名前で呼ばれたら……絶対!! ドッキリすると思う!!」


って話しているのを偶然聞いてしまったのです。


その時、僕はめっちゃ!動揺して……山下が投げて寄越した紙パックのジュースを取り損ねました。


「ヤベエヤベエ」なんて笑ってごまかしたけれど心臓バクバクでした。


『真理恵』って名前呼びするヤツ(=彼氏)が実は居るんじゃないか??


なんて、気が気で無くなってしまって……


午後の数学の授業中、頬杖をつきながら僕は……背筋をスッと伸ばして黒板の数式を一所懸命ノートに書き写しているキミの横顔をまんじりともせず見つめていましたら……


『浅野! 腹いっぱいなったからってウトウトするな!』って先生から注意されました。


そう! キミが僕の方に視線を向けて


クスッと笑ったあの時です。


多分、キミに見られてしまったのでしょうが……


その時の僕はきっと、耳まで真っ赤だったと思います。



こんな風にダメダメな僕ですが……


真理恵さんへの“想い”だけは決してダメダメじゃありません!!


あっ!!


真理恵さんにとっては、この想いはダメダメなのかもしれないですよね。


“厨二”的な事を言われて真理恵さんはドン引きするかもしれないけど……



僕は、優しい涼やかな風を感じさせるキミの横顔を目で追い、友人との会話でパアン!と弾けてポニーテールを跳ねさせて笑うその姿にまた、萌え


いえ!


『せめてペンくらいはオシャレな色にしなよ』と従妹が貸してくれたのが“フリクション”じゃなく消せないので、書き足しの訂正にしますが



「キミに心を丸ごと持って行かれそうになります!!!」




こんな僕にチャンスをくれませんか?


自分都合で本当に申し訳ないのだけど


こうやって告白してしまったら

居ても立っても居られなくて……


明日(キミが読むところの今日)のお昼休みに中庭のベンチで待っています。


カツサンドか焼きそばパンを食べながら


そしてキミが好きだって言っていた生ハムのフォカッチャサンドを買っておきます。


だから『メシ友』からでもいいですから一緒に“お昼”しませんか?


キミのお腹に納まりきれないお弁当?を交換で僕にくれたら


とても嬉しいです。




                   浅野大樹



。。。。。




授業が始まる少し前の中庭で手紙を読み返してみて……やっぱり可笑しくて、可愛らしくって……クスクスケラケラと笑いが止まらなくなって


涙がドンドン溢れて来た。



いいのかなあ……


夢じゃないよね


もし夢なら


イヤだなあ


きっと目が覚めたら悲しくて……今の三倍!!!

泣いてしまうから


だって、浅野くんが言うみたいな“私”だとは到底思えない!!


顔だって……地味なのにやたらと鼻だけが目立つアンバランスな感じで、全然可愛くない!!


性格だって


そんなに良くない。


でも

それでも


いいのかなあ……



私、ベンチから立って


浅野くんが座るであろう場所を


手でサッサと掃いた。


で、その手を止めて


手のひらをベンチにペタン!と置いた。



体の奥から


邪な思いが立ち昇って

グフフフ笑いになる。



こんな私でいいのかなあ


でも


ダメだって言われても


もう遅い!!



『片想いの頃が一番いいのよ』って誰かが言っていたけれど……


私は絶対!ぜえ~ったい!!


浅野くんと一緒がいい!!





                 おしまい





。。。。。




イラストです。



真理恵さん




急遽思い付いたお話なので

過去画でスミマセン<m(__)m>




挿絵(By みてみん)


こういう可愛らしいのを書いているとニコニコしてしまいます(ニヘラニヘラじゃないですぅ!)。



いいなあ


こんな……実はちょっとだけ強引な可愛らしいカレシが欲しい(#^.^#)



なんちって!!(^^;)




ご感想、レビュー、ブクマ、ご評価、いいね 切に切にお待ちしています!!


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― 新着の感想 ―
[一言]  真理恵さん、可愛いコじゃないですか♡  あとから描いた自分で読んで、恥ずかしくなるようなラブレターでも、もらったほうは嬉しいものなのですかね? ——あいてによるか(汗)
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