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「ねぇ、アレなに?」

「アレは"流れ星"だな」

「お星さまがたくさん変な動きしてるよ」

「ん…流星群じゃな」

「りゅうせいぐん?」

「なに、お前ならいずれ自力で見れるようになるさ」


 ……懐かしき夢……私は今……猛烈にお腹が空いて死にかけている。

 修行の日々に嫌気が差した訳ではない。ただこのまま修行を続けても強く成れる気がしなくなったのだ。これもお祖父様からすれば言い訳でしかなく、未熟な証であるって言われるでしょうね。


「流れ星…後から知ったけど、願い事が叶うように願掛けするんだっけ?願わくは良き師と出会えますようにってところ…かな…」


 あはは…私死ぬのか…おやすみなさい。

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