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第131話 新学期

 今日から新学期が始まる。初日は休み前にハインリヒ先生から連絡があったように、最初の中間発表会の日程発表などの諸連絡を聞くために教室へ向かった。


 教室に着いてもう何人かいたので「おはよう」と挨拶をしたら一斉に僕の方を見てきた。


(え、何?)と思っていたら全員が僕の方に寄って来た。


 そしてその中の1人が「おい、レックス! お前この休暇中魔法科のジェシーさんとクエストを行っていたって本当か!?」と聞いてきた。


(あーそれでか)と思いつつ「いやー、そ、それは······」続きを言ようとしたところで、ライアンが仁王立ちしてこちらを思い切り睨んで見ているのが目に入り、(ライアン、怖ぇよ)と思っていたら「それは?」と続きを促された。


 それで将来の事を考えるためにクエストを行っていたら偶然ジェシーと遭遇し、それで手伝ってもらっていたと事実と嘘を組み合わせて説明した。


 それを聞いて全員が納得して解散した。


(はぁー、全く)とひと息ついたところに「よぉ、レックス!」ジャックが教室に入って来て挨拶してきた。


「あぁジャック、おはよう」と返したところで腕を肩に回してきて「それで、ジェシーと何してたんだ?」と聞いてきた。


(お前もかぁー!)と思いつつ皆に話したのと同じ内容を話した(ったく)。



 そして時間になってハインリヒ先生が入ってきて、色々な話をした後最初の中間発表会の日を決め終了となった。


 すぐギルドに行ってクエストを探そうと思ったが、ふと()()()を思い付いて"ある人物"に会うため教室を出た。


 そして目的の人物がいると思われるサポート科の教室に着いて中を覗いた。


 すると運良く目当てのアリスが教室にいてマーシュと話していたので、「おーい、アリスー!」と呼んだ。


 アリスも僕に気付いてこちらに来てくれて、「レックス! どうしたの?」「実は、1週間ベアーズをまたそっちで預かって欲しいんだ」「ベアーズを? どうして?」「うん、実は······」


 やりたい事が決まったところで、以前マックス先生に言われた事を改めて考えてみるために1週間ベアーズと離れて過ごそうと思い付いたのだった。


 僕の考えを理解してアリスも同意し、一緒にベアーズの所へ向かった。



 ベアーズの所に着いたところでベアーズに僕の考えを話したら、あっさりとすぐアリスに近寄って行った。


 その様子を呆れて見ながら「それじゃアリス、よろしくね」と言い、アリスも「分かった!」と答えた。


 そうして僕はギルドに向かった。


 この後僕はそこで思いがけない人物と遭遇し、その人と関わり合う事となるのだった······。

思いがけない人物とは、今の人生では初登場の人物です······。

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