物語の木陰でピエロは笑う
───路地裏
「ごふっ・・・ごっ・・はぁ」
「アーボルト! あの男・・・殺す」
「おやおや、アンタ確か─── 」
「誰だ・・・お前は!」
「ああ、知らない? それもそうか
最近、この辺にね出来たんだよ・・・ 」
「正義の執行人── 名付けて」
「喋りすぎだ、死んでいく男には
余りにも重要過ぎる情報だ、解ってるな」
「なんだよ~ ファンサービスだよ」
「ファン? お前のファンか?」
「ああ、そうだよ みんな見てる」
「見てる───?」
「まぁ、アンタには分かんないよ所長」
「仮にも私は軍から派遣されたのだから
階級と名前で呼んで欲しいものだがな」
「わかったよ。軍になんて居るから
堅苦しいんだな、ジョイ・マーカス准将」
「それで良い・・しかし軍を馬鹿にする──」
「准将~ 話が長いから来ちゃったよ」
「まあ良いのだろう? クル・ハーロウ
ファンサービスとやらをすればいいのだ」
「それもそうか── 擬装コネクト
行こうか! ドメナギ──力を魅せろ」
ふっ・・・ 擬装人形──
軍が秘密裏に開発したオリジナルの
モデルチェンジ版。その強さはどれ程か
「死神── 気を付けろ」
「分かってるよ、これだから軍人ってのは」
「っと・・・」 「これはお返しだっ!」
そう言うと人形の形が変わり始める
「!」
それに気付いたように死神も逃げるが
時既に遅し、人形は完成していたのだ
アルマルガムの軌跡、そう語られる
戦争がある。その戦争には女と兵だけ
味方は鎧を着た女、──敵は?
数千万の兵隊だ、なぜ軍は女一人を?
敵はこう考えるだろう。いや──
考える前に歩を進める兵士たちもいた
しかし、優秀な兵士は考える
何故、軍に対して一人なのかと・・・
しかし、愚かな兵士は考えない
今こそが敵拠点を落とすチャンスだと
その時! 女が何かを唱えだす
「へへッ・・・ そんな事やっても無駄だ
お嬢ちゃん、俺が変わりに──ガハッ」
脳が痛みを認知しない次元の攻撃
これこそがまさに見えない攻撃だ
「戦士達よ!!」
「アイデン=オブ=リージェベル」
「この私が居る限り誰一人通さん!」
「戦争がしたいのならば私と戦え
私は貴様らを残らず殺し! 軍に捧げる」
これは─ イギリス帝国軍記に記され
イギリス帝国軍 戦営情報基地局に
彼女の墓標がある
彼女はこの100年、その身が眠るまで
イギリス帝国に仕えた、本物の英雄だ
そして、彼女はもう1つ名を持つ
オリジナルエクェス
こうも考えられる──
戦争に疎いイギリスに神が使わした兵士
しかし、彼女の手には武器は見えない
歴史にはそう綴られている。
話を戻そうか──
「逃げられないぞ! 遅いんだよ」
「!!!」
死神は慌てて鎌を盾にする
しかし、彼の攻撃は鎌を砕き死神へ
「グウウウウアア」
「終わりだよっと」
彼は腰の銃を取り、頭を狙った
「グァア」
終わりか・・・呆気ないものだ
これを上回っているとはオリジナル──
意味のある言葉の様だ・・・
改めて感じされられる。その意味を
「終わったな・・・・」
「所長、疲れましたよ 何か食べよ」
「ああ、私も疲れたよ」
「ホントに? 所長、何もしてないけど」
「お前の管理に疲れるんだ 」
「ぁあ! ヒド・・・」
「ンフフ♪ ン~~フフフン♪」
「オモシロクなってキタネェ~」
「楽しみッ~~」