表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒人形  作者: トムネコ
デイ・BREAKTIME 何か求めて
4/38

美しく妖精は乱れる



「アーボルト=ハインケル

製叩の貴公子にし天才人形師── 」


「それもその筈、黒人形をたった一人

1体よりも多く造った男だ、神だ」


「そうだっ!! 彼は神・・・ん?」



「青年。今・・何と言ったかね?」


「ですから、僕がハインケルです」


「ハッハ! それは本当かね?」


「ええ、なんなら証拠を見せましょうか?

貴方も知っているはずですよ。支配人」


「なんの話しかね?」


「あの日、僕は家を燃やされ・・

重度の火傷を負った、首にです しかし」


「何の因果かその傷痕には模様があった」


「模様───」


「惚けないで下さいよ。知ってますよね

ドール(人形)ドールハインケル(人形師) 」


「ほら。綺麗に見える──

僕はあの日、全て奪われた日誓ったんです」


「復讐すると・・・」、



「そうはいくか、私は死なんぞ

まだまだ生きねばならんのだ、シェリナ」


「なっ!」


「擬装人形だよ・・・ そうだな──

あまり戦闘向きではないのがおしい・・・」


「が、お前から逃げるには十分だっ!」


「うっ・・・・煙幕──しまった」



「主様、私を使って───」



「リリー 」


「主様──」



理を犯す愚者なる者よ──


蒼い妖精、

リリー=クロノメリアが命ず



人形師、

アーボルト=ハインケルが命ずる



蒼い妖精を罪あり道戸惑う者に

穢れある愚者とも蒼き聖なる導きを





「なっ! なんだこれは」


「苦しい、助けてくれ・・・・!」


「蒼き審判です。受け入れなさい」


「リリー・・・・貴様あぁぁぁぁああ」





「主様、またお逢いできて光栄です」


「ふふっ・・・そうだね、リリー」


「でも、ちょっと堅苦しいかな・・?」


「そ、それは・・・・」


「まぁ・・ お帰り リリー」


「はい!」


「お待たせしました」





蒼い妖精──


僕がやってきた事が正しいとして

彼がやってきた事が間違いだとしても



ひとつだけ彼は間違ってなかった



リリーは蒼い妖精だと言うこと、







とても綺麗だ── 








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ