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黒人形  作者: トムネコ
軌跡の時代 稀代の名工たち
18/38

明日へのファンファーレ


ある。 革命家が言った



戦争には必ず技術者の影ある

それは同時に動いていて、現れる





「少尉!」


「隊長、彼を追ってくれ」


「ああ、それと・・・ 彼女の件だが

問題はなかった、とても精巧だよ あれは」


「なら。 暴走はしないんですね?

暴走のせいで私の友は死にました、博士」


「隊長、追わなくていいのかね?

 それにだ、

私は博士ではないよ、間違えないでくれ」


「貴方がそう呼ばれた時代があった筈だ」


「時代が次代へと変われば・・・

人は私を忘れていく。残さないのでね」


「残す・・・ 」



「逃がすか逃がさないのか・・ 」


「君は一体。どうしたいんだ?」




「何、言ってるんです?

貴方が造った。゛ペンネの脚゛」


「これで追い付けないものはない

だからこそ、貴方の言葉が優先される」


「君は間違ってる・・・ 人が

確かに。神の領域に行く事は出来ない」


「しかし、私はそれが出来るだけで・・・」


「それが出来ているから貴方が・・・

・・・黒人形を使えるんでしょう!?」


「シ・・シッシシ・・・ いいかな?」



「私はそこへ行けるだけだ。凡人だよ

本当の天才は彼方側に居る

丁度。今、君が追おうとしている男だ 」


「なら、今さっきの彼が?」


「だから早く追えと言っただろう?」


「チッ・・・」






永い眠り 人はいつかの永久を忘れる






「リリー。僕に導きを 」


「彼から逃げる為の・・・・・リリー?」


「起きてくれ。頼むよ・・・う~ん

確かに、昨日は準備で忙しかった・・」


「今日の為とはいえ無理をさせ過ぎたか 」




「仕方ない」



「おい! そこの男、止まれ!!」




速いね・・・ 流石だよ


時代を動かす天才技術者──


アーボルト=オブ・クリスケニア





「貴方は天才だ・・・・ 」


「隊長さん!! プレゼントだよ」



我が名は ルイシャム・ヴァン・キィファ


金色の輝きは天空を裂き

色に触発されし怪物が零を裂く



我が名は アーボルト・ハインケル


その名に於いて神を穿つことを

許し、敵を砕き、民を護る事を赦さん




「万人等しく、呪いは放たれり」



【エンジェ・オブ=オーロナイト】




「今、審判は成った・・・・」


「隊長さん、次に会うときには

もう少し手加減するよ、時間がないから」


「もう行くよ・・・・」





ある。 革命家は言った



敵を知り、敵を認め、敵を殺せると














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