希代の名工たち
ビービー ビービー
神はいった、人にはサインを与えると
そのサインが一体。いつ何処で表れるか
おそらく、それは神にしかわからない
ただ、こんな表現がある
それは── そう思った時だと
「誰ですか?」
僕はそう答えた筈だ、それからは まぁ
いろいろあったからね、ローゼに
マクノリア、キィファ、アルメリダ
こんなに僕は人形造ったのかと思った
だから、僕に言った・・・ 安心だと
僕の話は興味ない?
じゃあ、続きを見てみよう
きっと。君の興味を刺激してくれる
「君が軍服を着ていて良かったよ、
そうでなければ・・ 私は君と話せない」
「貴方は? それとも貴女ですか?」
「いやいや、私は男だよ・・・
しかし、そうだ! ローゼ君は居るか?」
「・・・・・・」
「まて待て、切らないでくれよ?
私は名を明かせないが、支援者だ。」
「もちろん、君の真名も知っている
私は協力するのは王族だからではない」
「君という。人間とその技術に興味が
あってね、交換しようか? 私の情報、」
「そして、僕の事・・・・・」
「ああ、何故か因果な事に君は解った
しかし、あの国と技術だけが解らない」
「だからこそ、とても興味を引かれる」
「知って何に使いますか?」
「うーん、そうだね・・・私も造りたい
黒人形を私の手で、それだけだよ── 」
「それに僕は関係ないですよ」
「本当かな? 名だたる名工が集まる
そこでは検証が行われた、何故かな?」
「・・・・・どうして?」
「ヒトの手には本当に黒人形を造れないの
かとね、それは失敗に終わったんだよ 」
「驚くだろう? アイゼン=フリークマン
リリナ=ぺル コールド=ジェフスキー 」
「本当に名だたる名工だ、歴史には
こうやって残るだろう、希代の名工家たち」
「だから僕に貴方は言ってるんですね
何故、君には造れるんだと・・ ですよね」
「ああ、彼等が造り得なかった物を
君はそれを越える天才か、もしくは・・・」
「禁忌を犯しているか───」
「・・・・ふっ」
「私は黒人形をこう呼ぶんだよ
人の手に余る神の産物と、呼んでる」
「事実、あの教会は壊れていたのだろう?」
「何が言いたいんです?」
「いやいや、教会が壊れる何てことは
滅多にない事だからね、
手入れをしていれば尚更、そう思うね」
「・・・・」
「それほど、神に嫌われたか・・?」
「ひとつだけ言えることは貴方には
辿り着けない、例え──近付いたとして
神の領域に阻まれ、入れはしないですよ」
「そうか・・・・・ それは残念だ 」
「ローゼ君の情報は軍には言ってない
そうなると、誰が軍に情報を渡すのか」
「それにも興味が湧いてきたよ 」
「脅す気ですか?」
「いや、そんな気はないよ
別に軍に情報がいかなくても困らない」
「君は困るのか?」
ビービー
「ハハッ 流石に度が過ぎたか」
「貴方も人が悪い・・」
「ああ、価値のある情報を
価値のない物に変えろと? 言うのか」
「ふふふっ・・・」
「どうした、何か言いたいのか?」
「────いえ」