あの日、誓った約束を
若く純粋な時───
彼等は例え、悪でも光が勝り
考え方そのもの間でもが、光となる
事実、狂った子供などそうは居ない
だからこそ、あの日に彼女を救った
審判の日───
「ローゼ、また怪我したのかい?」
「うん! だからお兄様が治して!!」
「あれほど、遊ぶ時には気を付けてと
僕はそう言ってた筈だよ。ローゼ? 」
「仕方ないのよ、
だって誰も遊んでくれないから・・・」
「うん? どうしたの?」
「ピエロ? の、おじさんと遊んだのよ」
「ピエロ? どんなのだい?」
「そうね、シマシマの模様があって
それでいて・・・・キャ! 何これ、」
「ローゼ、見るんじゃない!」
「お兄様、大丈夫よお人形さんの頭でしょ
ほら? あれ、ベトベトしてるわ・・・?」
「なに、これ・・?」
「ローゼ、大丈夫だ 恐いものなんてない」
「血よ・・・ あ、頭・・?」
「ローゼ、昔遊んだだろう?
それって・・・ 何処だったっけ?」
「あの・・庭園?」
「そう、ローゼ・・・そこに逃げるんだ」
「いや、だって一人は恐いもの」
「大丈夫だよ、ローゼ 彼処には
ローゼを守ってくれるヒーローが居る 」
「ほら昔、ローゼは彼処でよく遊ぶからっ
そう言って母さんと父さんが造った人形 」
「それが守ってくれる。さぁ行って」
「───お兄様は?」
「すぐに行くよ。だから待ってて」
??年後───
「そう、すぐに行くよ ローゼ」
悲しみはいつか消える。
ただ、それを待っている人生に
神は何を与えてくれる? 憐れみか?
あと、どれだけ───
「僕が泣けば許してくれる? ローゼ」