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黒人形  作者: トムネコ
デイ・BREAKTIME 何か求めて
10/38

虚構に沈めた真実を神は知っている


ウーリッジ 聖──アルトコ教会



著、ルール・ヘン・ベルヌ

   ・羊たちの密会からの引用





「では、人形に対して我々は何もしない

貴方はそう仰っているのですよ? 教皇」


「サンジ神父、神はゆってをられる

何もするなと、君はそれに刃向かうのかね」


「私は我等が神ではなく 教皇!

貴方に申し立てているのです 」


「あぁあぁ。解っておる しかしな

それを儂が言う事はできんのじゃよ」


「何故です!?」


「サンジ君! 若いからといって

事を急いては上手くモノも上手くいかん」


「ですが・・・ マロル神父

ここは枢機卿ではない。それとも何です」


「また、枢機卿を創られるおつもりで!」


「サンジ神父、少し外へ出て・・・

頭を冷やすのはどうかな? 話ができない」


「ええ・・・・ そうさせて貰いますよ

ロッシュ神父、 ・・・・頭の堅い連中だ」



「ふぅ・・・ まったく 

トンでもない男ですな。あの男は・・・」


「ロッシュ神父、私はサンジ神父と長く

知り合いだが、あれでいて信仰心は

誰よりも強い男だ。そう責めないでくれ」


「イヤですね、私は責めたのではなく

ただ、話の場にて自分の主張が通らないか

らと、神を冒涜するのが許せないのです」


「まあまあ、二人共 ──そこまでだ」



「しかし・・・うむぅ ええ、教皇──」


「そうです! 私はただ──

あの男が神を冒涜するのが許せなかった

それにおいて、私は言ったまでです 」



「黙りたまえ、ロッシュ神父」


「この際、ハッキリさせておこう

儂が枢機卿ではなくこの場で話すのは

信じてをるからじゃ、3人の神父── 」


「しかし、疑いの片鱗など見せてみろ」


「儂が枢機卿を使い、お主らを罰する

くれぐれも忘れんようにな、二人共 」


「それは、解っています・・・う」


「ええ、その通りに・・・ 教皇」




「待て、マロル神父はここに

ロッシュ神父は出ていきなさい、早く」


「何ですか・・・・ もう───」



「マロル、サンジ神父を連れて来なさい」


「ええ、アイツには何もしないでください

俺も息子のように愛しているんだ── 」


「ああ、解っておるよ この儂が・・・

いつ? 冒涜は罪と言ったかのう── 」


「よかった、てっきり俺の様に鞭で」


「お主は信仰心が欠片もなかっただけじゃ

それに── 鞭打ちで済んだのは

この儂のお陰じゃ、本当なら死んどる 」


「貴方には感謝しか有りません」


「ほほぅ・・! 悪い気はせんの」


「教皇、サンジ神父を呼んできます」


「ああ、待っとる」





「ほほ、感謝か・・ あやつから

そんな言葉が出るとは信じられんな」



ガチャガチャ 



「なんじゃ? もう帰ったのか」


「んう?」



「ここは・・・・」


「教会?」




「お主・・・・何処かで? はて──」



「人が居たんですね、もう訳ありません」


「いや。儂は気にせんよ・・・ お主、

名はなんと言うんじゃ? 聞いとらんでの」


「名前──?」



「 シャルマーニ・J・キッドマン 」



「これでいいですか?」





虚構に沈めた、もう上がっては来ない



そんな嘘でも、いつかは知られる日が来る


その時、苦しむのは僕じゃないだろう

結果はわかってる。受け入れられない


でも・・・・



いつか── 誰かが、僕じゃない


誰かが理解してくれるのなら

僕は真実を告げていただろうね・・・







久しぶりですね、 トムネコです



今日は珍しく書きたい! 

と、思ってですね 書いたんですよ



で、僕 1個気付いちゃました


これ・・・ 人形全部出せないね


そう訳で、そうですね・・・

続編にするか、スピンオフにするか


もしくはストーリーは繋がらないけど


黒人形の設定だけを残した


未来物語を書こうか・・・ 悩みます


全部、書くかもしれない



じゃあ そろそろお別れですね


また! トムネコでした



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