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神殿長P。2 エルフな神様。1

 夢のお告げの通りにお客がきました。

国の重鎮おじゃまむしがくっついてます。


適当にあしらってえらそうな宰相だけお帰り願いました。


さて、エルフですね。

隠蔽してますが。


実は子供のころ一度だけ会ったことがあるんです。

魔獣から助けてもらったので恩人ですね。


隣の大陸にいるらしいことは知ってますが

隣の大陸でも会った人は稀という引きこもり人種です。


昨夜の夢の話をさりげなく話してみます。


<あー、気にしなくていいよ。オレってバイトだし。>


は? バイト? 。


<本名よりバイト君で通ってるしな。>


なるほど、アノ神様の言う通り軽い方ですね。


ご要望をお聞きいたします。


<この神殿を貸してほしい。神域だと力が使いやすいからな。

魔力の暴発で傷んだ魂を治療したいんだ。>


魂の治療ですか・・・知識として知ってる限りでは肉体から離脱していたほうが

魂の治療はしやすいはずですが離脱状態は死と紙一重です。


もちろん私にはできませんが。


黄泉(あの世)で神に治療していただくほうがことは簡単だと

聞いたことがあるのですがそうなるとこの世に戻ってくることはほぼ不可能です。


この神殿には祈りによる聖なる力がそれなりに蓄積されています。

それは時たま信者に奇跡をもたらしているのです。


奇跡をお望みですか?


<バイトとはいえ神にそれを聞くのか?

まあ、ここの聖力が欲しいわけじゃあない。

必要なのは効率よく力を使えて周りに影響を及ぼしにくい「場」なんだよ。>


死の縁にいるものは多いですがその方を助ける理由をお伺いしても? 。


<彼女よりも勇者だな。

彼女になにかあると勇者に多大な影響がでる。

それはぜひとも防がねばならないんだ。>


<それにコレで勇者に恩を売っておいて引き受けさせたいこともあってね。>


神なのにいいんですかね? えげつない気がしますよ。


神との会話にしては俗っぽい限りだと神殿長は思うのでした。

 しょーがないじゃん、ソイツはバイトだもん。


バイト君ってココの出身ってわけじゃあなさそうですよね。


でもジジイ神さまはココの担当だったことが

あるわけですからなにか縁とかあるのかもしれません。


神殿に神殿長・・偉そうですよね。

あ・・・そういえばバイト君も神官だった。

まあ、どっちも聖職者ってことで・・。

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