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王I。4 謁見3。

<勝ちすぎると勝った方にも負けた方にも後々まで害毒になることがあるんです。

勝っても負けても平常心を保てるという人はそうそう居ませんから。>


 <私の余命はあと一年もありません。

呪術師が施術してくれたので少しは伸びてるかもしれませんが

主戦場に行っても足手まといになるだけでしょう。

歩調を合わせようとしているだけで余命が終わるかもしれません。>


<なので別の場所で活動したいと思います。

どうかご許可いただけないでしょうか? 。>


計画を聞いても、できるのか? と思ったが

<失敗しても『砦のお返し』くらいはしてみせますよ。>

と笑顔で言われては断りようがない。


『砦のお返し』という言葉も気に入ったし。


許可を出すことにした。


魔王国の情報は宰相とベアーズに任せればなんとかするだろう。


退出しようとするところを呼び戻した。

アルフォンスは戸口で待っている。


どうして無理矢理召喚した我々のためにそんなに熱心に戦おうとしてくれるのか? 

と聞いてしまった。


黙ってていただければ・・・と前置きして


<アルフォンスさんですね。

彼が頼んでこなければ受けませんでした。

彼・・・婚約者に似てるんです。

顔とかじゃあなく雰囲気というか・・。

彼女に兄弟がいたらきっと彼のようだったろうと思います。>


と少し恥ずかしそうに小声で告白した。


そうか・・・婚約者がいたのか・・・

今更ながら自分たちのしてしまったことの罪深さを自覚した。


勇者は退出しかけたが爆発音を聞いて矢のように駆け出した。


彼の召喚に使った古い広間の建物が吹き飛んでいた。

 爆発寸前まで謁見中でしたね。


戦争は始めるのは簡単でも終わらせるのは難しいです。

休戦のするだけでも多大な努力が必要です。


納得しない人って両陣営に山ほどいるはずですし。


それにしてもまさかのアルフォンス萌え!? 。

いいのか? 勇者! 。

ソイツは読者が思ってる以上の脳筋野郎だゾ! 。

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