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鎧マニアN。1 ダテさん。

 召喚される前のことは結構覚えている。


でも召喚された後のことはなぜか記憶が曖昧になってきている。

ココで死んだせいかもしれない。


死んでからのオレに気づく奴はいなかった。

だからアイツが気づいたと分かった時は嬉しかった。


<私は召喚された勇者です。

あなたもそうだとお見受けしますが伊達政宗公のご縁者の方ですか? 。>


こんなところにそんな御大層なご縁者が居るわけねえだろ! と思ったら

笑が止まらなくなっていた。

そういえば前に笑ったのはいつだったろう? 。


ホントの名前も教えたが<ダテさん>と呼びやがる。

ニックネームのつもりらしい。


あれからほとんど毎日やってきて<稽古をつけて下さい。>と言う。


友人だった彫刻家が時々<石に彫らされてる>と感じる時があるということを

言ってたがコイツに稽古をつけてるとそんな感じが分かった気がした。


なにかコイツには完成形のようなものがあってそこに向かって余計なものを

削ぎ落とす作業をさせられている気分になるのだ。


だが今日のヤツは変だった。

心が乱れてるというか・・。


若いからそういうこともあるだろうと手加減無しで限界までやって

メタボロにした。

そう望んでいる気がしたからだ。


騎士が迎えに来て訳はわかったがオレにどうこうできるわけもない。

助言など受け付ける気は無いだろうし・・。


久しぶりに悶々とした夜を過ごしていたら真夜中に訪問者があった。


<こんばんわー。おじゃましまーす。>


エルフっていたんだな。

ココの世界にはいないかと思ってたぜ。

 真夜中の訪問者。

あー、ドキドキな感じでいいですねえ。


実はこの世界にもエルフはいることにしたいんです。

でも、ダテさん会ってないですよね。


ん~、別の大陸在住ってことでいいですかね?。

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